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そのくしゃみ、本当に花粉症? 季節の変わり目の“鼻炎”はストレスが原因のことも

2/14(金) 11:40配信

Medical Note

春や秋など季節の変わり目に、日中と朝晩の寒暖差が大きくなるとくしゃみ、鼻水などの鼻炎症状を呈する方がいらっしゃいます。このような症状は、俗に寒暖差アレルギーと呼ばれます。「アレルギー」と名づけられていますが、厳密にはこれはアレルギー症状ではなく、医学的には「血管運動性鼻炎」といいます。なぜこのような症状が現れるのでしょうか。そしてその対処法は?【大阪はびきの医療センター耳鼻咽喉科主任部長・川島佳代子/メディカルノートNEWS & JOURNAL】

◇「急に鼻水、くしゃみが止まらなくなった」

「春らしくなって日中の気温が高くなったころから、朝起きると鼻水とくしゃみが止まらなくなり、夜には鼻がつまるようになりました。今まで花粉症や鼻炎と言われたことはありません。熱もないし、喉の痛みもありません」。40代女性Aさんは、急に鼻の症状が朝晩に出現し受診されました。このような場合、感冒などのウイルス感染症も疑われますが、発熱、のどの痛み、関節痛といった症状はないとのことでした。今までアレルギー性鼻炎と診断されたことはなく、花粉症の時期にも症状はないとのことでした。

花粉症などアレルギー性鼻炎の発症も疑い、血液検査で調べましたが、全く反応がありません。さらに原因について思い当たることや、生活面での変化などを聞くと「最近仕事が忙しく、残業が多くて寝不足でした」と話されました。

以上のことより血管運動性鼻炎と診断し、日常生活のアドバイスを行い、症状に合わせた投薬を処方しました。

◇寒暖差アレルギーとは?

「鼻水、くしゃみ、鼻づまり」というと、アレルギー性鼻炎の症状であると思われるかもしれません。確かにアレルギー性鼻炎はこの3つが主症状ですが、アレルギー性鼻炎以外にもこの症状を呈することがあります。たとえば、辛いものを食べたとき、強い匂いを嗅いだ時にも鼻水が出ることを経験します。これらのようにアレルギー性鼻炎と似た症状を引き起こす疾患として最も頻度が高いのが、血管運動性鼻炎です。あまり聞き慣れないかもしれませんが、定義としては「アレルギー性鼻炎と同様の症状があるにもかかわらず、アレルギー検査で原因がみつからない疾患」です。

血管運動性という名称は、安静にしているときには鼻づまりが起こりやすいのですが、運動をすると血流がよくなり鼻づまりがなくなることから名付けられています。一般的に寒暖差が原因で症状が起こることが多いため、俗称の「寒暖差アレルギー」として知られるようになりました。朝起きて窓を開けたらあるいは冬に外へ出かけたら、またお風呂上がりにくしゃみ、鼻水が出るような症状が出現します。春や秋の季節の変わり目や、5~6月ぐらいの新年度の疲れが出始める頃、あるいは梅雨時期に患者さんが多くなります。

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最終更新:2/14(金) 11:40
Medical Note

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