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「それでも、やるなや…」ソフトバンク千賀滉大の怒り 「子供の虐待」に取り組む信念

2/14(金) 11:34配信

REAL SPORTS

その男は静かに、だが確かに、怒りをあらわにした。

近年、痛ましい子ども虐待のニュースが後を絶たない。そのたびにやりきれない思いが込み上げる。何か事情があるのかもしれない、それでも――。

福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大は、2019シーズンから、子ども虐待をなくすための活動「オレンジリボン運動」への支援を行っている。日本球界を代表する右腕は、なぜ子どもを守るための活動を始めたのか? そこには、野球選手として、一人の人間として、伝えたい想いがある。

(インタビュー・構成=花田雪、撮影=繁昌良司)

昨季は249万円。三振を奪うごとに1万円を寄付する活動

2019年は26試合に先発登板し、13勝8敗、防御率2.79を記録。227奪三振で自身初となる最多奪三振のタイトルを獲得した福岡ソフトバンクホークス、千賀滉大。

ホークスのエースとして抜群の成績を残した千賀だが、プロ9年目の昨季は野球以外に新たな取り組みも行った。

それが、児童虐待の防止に取り組む「オレンジリボン運動」への支援だ。

レギュラーシーズン、そしてポストシーズンで三振を1つ奪うごとに1万円を「認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク」へ寄付。使用するグラブにも同活動のシンボルマークを刺しゅうし、1年間を戦い抜いた。

その結果、レギュラーシーズンでは前述の227、ポストシーズンでは22の三振を積み上げ、計249奪三振。249万円を同団体に寄付した。

年が明けた1月、福岡・筑後で自主トレを行う千賀本人に、チャリティー活動を行う意味と、そこから何を伝えたいのかを聞いた。

「僕自身、以前からチャリティー活動を通じて何かやれることはないかとずっと考えてきました。プロ野球選手としてキャリアも積んできましたし、ありがたいことにお金も頂けるようになった。とはいえ、日本にもいろいろな団体がある。そんなときにプロ野球選手の社会貢献活動を応援するBLFさんを紹介していただき、そこを介してオレンジリボン運動への支援を行うことにしたんです」

BLF(ベースボール・レジェンド・ファウンデーション)とは「野球で、人を救おう。」を合言葉にプロ野球選手、球団の慈善活動をサポートするNPO法人。千賀以外にも則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)、吉田正尚(オリックス・バファローズ)、角中勝也(千葉ロッテマリーンズ)といったプロ野球選手がBLFを通じてチャリティーや寄付活動を行っている。

千賀本人が語るように、一言で「チャリティー」といっても全国には支援を必要とするさまざまな団体、活動がある。その中で選んだのが「児童虐待防止」を目指すオレンジリボン運動だった。

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最終更新:2/14(金) 18:28
REAL SPORTS

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