ここから本文です

私立中高一貫校に入れてもダブルスクール状態?教育費はどこまでかかるのか

2/14(金) 11:50配信

MONEY PLUS

中学受験に関する数字を森上教育研究所の高橋真実さん(タカさん)と森上展安さん(モリさん)に解説いただく本連載。

最新の教育費平均から我が家のプランを考えてみよう

今年も中学入試がひと段落しました。連日頑張った子どもたちには、卒業までの残りの日々を思いきり楽しんでほしいと思います。そして、4月からはいよいよ中学生活がスタートします。

中高一貫校に進学した場合、高校受験をせずに過ごせることがメリットの一つですが、一方で大学受験へ向けて早いうちから塾・予備校通いがスタートする生徒も多いようです。保護者にとっては、学費と塾費が一体どれくらいかかるのか気になるのではないでしょうか。

今回の中学受験に関する数字…12万9313円

高校生の学習塾費は20年前より増加

<タカの目>(高橋真実)

1月10日の埼玉県を皮切りに、今年も首都圏の中学入試がスタートしました。模試の結果などから、去年に続き今年も受験率が上昇するのではないかと予想されていますが、結果やいかに。これについてはあらためてレポートしたいと思います。

さて、今回の数字は高校生の学習塾費です。

文部科学省が2018年度に行った「子供の学習費調査」によると、私立高校に通う生徒が1年間に学習塾に費やす金額の平均は12万9313円。一方、公立高校に通う生徒の学習塾費は年間10万6884円だそうです。

公立高校の場合、進学を希望する生徒のみを対象とすれば、これよりも高くなると考えられます。20年前と比べると、学習塾費は公立高校生で1.62倍、私立高校生で1.48倍と変化しています。

親にしてみれば、できるだけ塾のコストは押さえたいもの。そんなニーズを反映して、昨今の私立中学の学校選びの基準として「学校の面倒見のよさ」への注目度が高まっています。

「学校の受験指導だけで大学に進学できる」は魅力的!?

最近では学校説明会で「学校の受験指導だけで難関国立大・私大に進学できます!」といった説明を聞くこともまれではありません。「学校の面倒見の良さ」も様々です。

学校の教員がしっかりと講習を行っている学校もあれば、卒業生をチューターとして動員している、あるいは外部講師を招いて講習を行っているといった具合にバラエティーに富んでいます。

高校生の保護者からすると、あらためて塾を選んでそこにお金をかけるより、学校の中だけで対応できるのであれば、これ以上の利便性はなく、まさに高コスト・パフォーマンスです。こうしたニーズに対応すべく、多くの私立中学・高校で「面倒見のよい」体制づくりが進み、人気の要因となっています。

一方で、伝統的な進学校は「あくまでも生徒の自主・自立を重視する」として、校内での講習等をあまり行っていないケースも少なくありません。

公立高校などでも、外部の個別指導講師を招くケースも出てきているようですが、こうした面倒見の良さのニーズ、それに対する学校の対応はどこまで進んでいくのでしょうか。そして、本当に学校の対応だけで難関国立大・私大に進学できるのでしょうか。

1/3ページ

最終更新:2/14(金) 11:50
MONEY PLUS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事