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遺言書の効力が弱化 知らないうちに遺産を横取りされる危険性を解説

2/14(金) 20:03配信

マネーの達人

預貯金を横取りされるケース

不動産以外にも、預貯金も他の相続人に横取りされる危険性があります。

2019年7月1日から銀行などの預貯金の仮払い制度が始まっています。

仮払い制度とは、被相続人名義の預貯金について、各相続人が他の相続人の同意なしに最大で金融機関ごとに150万円まで引き出すことができる制度です。

上の例でいうと、被相続人が「預貯金は全て長男Aに相続させる」という遺言書を残していても、Bさんは仮払い制度を使うことができます。

Aさんが遺言書に従って預貯金の名義変更をするか払い戻しを受けるまでは、Bさんが仮払い制度を使えば一定の金額を引き出せるのです。

もちろん、AさんはBさんに対して返還を請求できますが、実際にお金を取り戻すのは簡単ではない場合が多いでしょう。

新しい対策が必要に

2019年7月の相続法改正によって、先に遺産に手をつけた相続人が事実上得をするという事態が発生しています。

嫌な世の中になったような気もしますが、法律が変わった以上は新しい対策が必要ということがいえるでしょう。(執筆者:川端 克成 / 約15年間弁護士をするも、人の悩みは法律だけでは解決できないことに悩み続けてやめる。今は法律問題に限らず幅広いジャンルで執筆活動中。)

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最終更新:2/14(金) 20:03
マネーの達人

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