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ギラギラ「デコトラ」どこへ? かつて一大ブーム起こしたデコトラ文化の現状とは

2/14(金) 10:30配信

くるまのニュース

デコトラ減少の背景にはコスト面の影響が大きかった?

 映画の影響でブーム化し、取り締まりなどの強化によって減少していったデコトラ文化ですが、それ以外にも派手な装飾をやめるトラック運転手が増えているようです。

 デコトラの運転手の大半は個人事業主となります。個人事業主が多い理由には、自らの所有物として自由にトラックをデコレーションできるためですが、トラック運送会社もデコトラを禁止する動きが目立ちました。

 さらに、デコトラを見かけない理由には、「維持費」の問題もあげられます。まず、デコトラの改造費用は、1台につき家一軒が建てられる額だといわれます。

 燃料のコスト面もデコトラ離れの大きな要因です。一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センターのデータによると、ディーゼル車で使用される軽油価格は、1999年の段階で1リッターあたり76円から79円でした。

 その後、2004年以降は1リッターあたり85円から88円になり、2010年代に突入すると100円以上に上がりました。

 こうなると、改造パーツで重量がかさむデコトラは燃費悪化に繋がり、改造費用や燃料コストによる採算が合わなくなった結果、近年その姿を見かける回数も減っていると考えられます。

 しかし、かつてのデコトラ文化が完全になくなったのかといえば、そうではありません。令和に突入する現代も、その文化は根強く生きています。

 また、大手自動車系の出版社は、全国各地で年に数回のイデコトラベントを開催。デコトラ愛好家たちは、こうしたイベントで自慢のデコトラを発表するなど、その趣味を楽しんでいるようです。

 また、現在のデコトラは装飾の規制に応じて、外観だけでなく内装にも力を入れています。座席シートは豪華絢爛なデザインとし、荷台にシャンデリアを設置したり、電子レンジや冷蔵庫の導入など、キャンピングカーさながらの内装を作り上げるデコトラも登場しています。

 長時間クルマに乗るトラック運転手にとって、充実した室内空間は仕事へのモチベーションにも大きく繋がっているのでしょう。

※ ※ ※

 大ヒット映画「トラック野郎」を火付け役に、ブームを巻き起こしたデコトラは、そのイメージや改造車に対する取り締まり強化によって、見かける回数も減りました。

 しかし、令和に突入した現代にも、デコトラ文化は脈々と受け継がれているようです。

Peacock Blue K.K.

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最終更新:2/15(土) 12:55
くるまのニュース

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