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世界の石油需要、10年ぶりに減少-新型ウイルス問題でIEA予想

2/14(金) 2:18配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 国際エネルギー機関(IEA)は新型コロナウイルス問題による中国経済への打撃を理由に、世界の石油需要が1-3月期に約10年ぶりに減少するとの見通しを示した。

IEAは13日公表の月報で新たな推計値を示した。石油輸出国機構(OPEC)とその他の主要産油国による減産にもかかわらず、石油市場が大幅な供給超過となる可能性をこの推計値は示している。原油相場は先週、1バレル=50ドルを割り込み、約1年ぶりの安値をつけた。IEAは新型ウイルス感染の影響は今年いっぱい続くと予想した。

月報では「新型コロナウイルスおよび、中国経済が広範囲にわたってまひしていることから、需要は大きな打撃を受けている」と分析。「危機は進行中であり、現段階で影響を正確に予測するのは困難だ」と記した。

IEAは従来、今年1-3月の世界の燃料消費量が前年同期比で日量80万バレル増加すると予想していた。今回の月報では一転して、同43万5000バレルの減少を見込んでいる。

2020年通年の世界消費量については、ウイルス問題によって伸びが約30%抑制され、11年以来の低水準である日量82万5000バレルになると予想。重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した03年に比べ、世界経済における中国の重要性が拡大し統合が深化したため、新型ウイルスによる影響はSARSより大きくなるとの見方を示した。

中国は世界最大の原油輸入国。IEAによると、昨年は石油需要増加の約75%を中国が占めた。

原題:IEA Sees First Global Oil Demand Drop in a Decade on Coronavirus(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Grant Smith

最終更新:2/14(金) 2:18
Bloomberg

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