ここから本文です

毎日がちょっとラクになる? 「ニート祭り」に学んだ現代社会のゆるめな生き方・働き方

2/15(土) 8:30配信

アーバン ライフ メトロ

「ニート」という言葉の登場から十数年

 去る2月10日は、語呂合わせで「ニートの日」。

 ニート(NEET)とは「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取ったもので、就学・就労・職業訓練のいずれにも就いていない若年無業者を指す造語です。

【意識調査】3年以内に辞める新入社員……悪かったのは会社? 自分? 赤裸々ホンネ調査

 2004(平成16)年7月、日本労働研究機構研究員で東京大学助教授だった玄田有史氏らの著書『ニート ― フリーターでもなく失業者でもなく』が出版されると、ニートという言葉は世間に広まり、ひとつの社会問題として捉えられるようになりました。

課題となる、ニートの長期化・高齢化

 学校へ通うでもなく、働くでもなく、働くための訓練をするわけでもない――。ニートという言葉にはその当初から「怠け者」あるいは「理解しがたい若者たち」といったネガティブなイメージが付きまといました。

 国や都道府県は、就業体験のあっせんなどさまざまな支援施策を展開。現在ニートの数は減少傾向という統計がある一方で、「少子化により若年層人口そのものが減っているだけ」「ニートの定義からこぼれる中高年以上の無業者が増えている」といった懸念も指摘されています。

「ニート」という概念が日本に登場してからはや十数年。今、支援の現場と当事者たちは何を思い、どのような取り組みをしているのでしょうか。2020年2月10日(月)夜、ニートの日に開かれた「ニート祭り」の会場へ足を運んでみました。

目指すべき「ニート的感性」とは??

 会場は東急田園都市線・池尻大橋駅から徒歩7分のところにある、世田谷区立の公民館。100席近い会場は駆けつけた老若男女により満席状態でした。

 主催は認定NPO法人ニュースタート事務局(千葉県市川市)。引きこもりなど困難を抱える若者の支援を目的に1999(平成11)年に設立され、「ニート祭り」は今回ですでに14回を数え、ニートという言葉が日本に登場した最初期の頃から開催してきた計算になります。

「世界一インスタ映えしない祭り」、そして「呼び覚ませ! ニート的感性」を合言葉に、第1部では事務局スタッフやニート当事者たちが朗読劇を上演。

「今生はあきらめるしかない! もう来世に期待するしかない!」

「『変な子と思われたくない』と思い過ぎるせいで、逆に空回りしてしまう」

と赤裸々な思いを告白すると、会場には悲愴感が漂うどころか、むしろ共感を示す笑いが起こっていました。

1/4ページ

最終更新:2/15(土) 11:09
アーバン ライフ メトロ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ