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【密着取材】野球推薦なし!偏差値68の進学校が46年ぶりのセンバツ出場を目指す!

2/15(土) 11:10配信

テレビ東京スポーツ

そこに秘められたドラマをあなたはまだ知らない

野球に賭ける青春は進学校にもある。

福島県立磐城高校は今年で創立124年という伝統校で、偏差値はなんと68。進学率は100パーセントで東大や京大を含む難関大学を受験する生徒が多く、旧制中学からの誇りを今に受け継いでいる。

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野球部は明治39年創部で114年の歴史を誇る。春夏通じて9回甲子園に出場し、今回21世紀枠で46年ぶりの選抜を目指す。

21世紀枠の選考は、野球以外の側面にも重きが置かれる。不遇な環境の克服や地域への貢献が評価基準になるのだ。

候補に挙がった9校の中から地域のバランスなども加味して3校に絞られる。

部員はわずか20人。部のモットーは“文武両道”

磐城高校野球部の部員はわずか20人という少数精鋭。野球推薦はない。

部のモットーは文武両道で、勉強にも野球にも全力投球。

進学校を甲子園に近づけた魔法は、部のOBで数学教師をしている就任5年目の木村監督の頭脳から生み出された。

まず驚いたのは打撃練習。選手は皆、倒れるほど大きなスイングをする。一発狙いを戒める指導者は大勢いるが、木村監督はなぜそれを許すのか。

木村監督「こども達が自分の考えをもとにやっていることなので。今、個々の能力を伸ばしたい事を主旨に置くとここに行き着く」

聞いてくればアドバイスするがそれまでは黙って見守る。

練習メニューは毎日変わる。選手たちがどんな練習をしたいか意見を出し合い、その意見をキャプテンが取りまとめる。

自主性を育むこと、これも教育。全ての礎にその発想がある。キャプテンも選手だけで決め、大会のメンバーも選手間の投票で決めるという。

これぞ選手ファースト。無責任と違うのは、選手もまた監督を信頼しているところだ。

今も昔も地元の“希望の星”

そんな磐城高校は今も昔も地元の人たちの希望の星。

話は1971年にさかのぼる。炭鉱町として栄えた常磐地方が炭鉱閉山という曲がり角を迎えたころ。打ち沈む街を活気づけたのが磐城高校だった。

東北勢がまだ全く勝てなかった時代に夏の甲子園で準優勝。炭鉱閉山の鬱屈(うっくつ)を打ち消した磐城高校は郷土に勇気を与えたヒーローだった。

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最終更新:2/15(土) 11:10
テレビ東京スポーツ

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