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溝はあるけど4年経ったスタッドレスタイヤはアイス路面で止まらない!? 実際に試してみた

2/15(土) 16:30配信

くるまのニュース

 まずは新品のアイスガード6でアイス路面を走行します。試走するクルマは、195/65R15 91Qサイズを履いたトヨタ「カローラスポーツ」です。

 20km/hまで加速してブレーキング。グググっとABSを効かせながら止まっていきます。その後の停止状態からの発進でも、難なく加速していきます。スケートリンクのような、人も歩けないような氷の上でもアイスガード6はきちんと止まり、加速できます。

 続いて4年経過相当のアイスガード6。20km/hまで加速してブレーキングしますが、ABSの効きかたや右足に伝わるフィーリングは、新品とほとんど変わりません。3回ずつテストしましたが、制動距離もほとんど一緒でした。

 横浜ゴムの資料によると、新品のアイスガード6のアイス制動性能を100とした場合、4年経過相当のアイスガード6のアイス制動性能は99.5。経年劣化しても性能低下は少ないことがわかりました。

「スタッドレスタイヤでの氷雪性能は、ゴムの柔らかさ、しなやかさが重要です」と横浜ゴムの担当者はいいます。

「ゴムの柔らかさを保つためにタイヤにはオイルを充填しますが、そのオイルは時間が経つとともにゴムから抜けていきます。つまり、ゴムが硬くなってスタッドレスタイヤの氷雪性能は著しく低下します。

 ですが、ヨコハマの最新スタッドレスタイヤであるアイスガード6には、オレンジ由来の素材である『オレンジオイルS』が使われています。このオレンジオイルSを配合することで、永く効く性能を向上させました」。

※ ※ ※

 スタッドレスタイヤは、季節商品です。冬シーズンが始まる前にタイヤ販売店などで新品タイヤを購入し、セリアルナンバーを見ると、製造年が前年の場合もあります。

 しかしながら、保管がしっかりしているタイヤ販売店ならば、今回のテストでもわかるように、製造から1年経過した新品タイヤでも、ほとんど性能に影響はありません。

 では、購入して毎シーズン履き替えるスタッドレスタイヤを少しでも長持ちさせるには、どうすればよいのでしょうか。

「直射日光があたらない場所に保管してください」と横浜ゴム関係者はいいます。

「ガレージや物置など、夏でも高温になりにくい場所に置いておくと、経年劣化が起きづらいと思います。マンションにお住まいの方などは、ベランダに保管するしかない場合もありますが、そのときは直射日光を避け、タイヤカバーをかけてください」

 自動車ディーラーや大手のカー用品店、タイヤ専門店などでは、外したタイヤを有償で保管してくれるサービスがあります。自宅にタイヤの保管場所がない場合、そういうサービスを積極的に使うのも手です。

クルマのニュース編集部

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最終更新:2/22(土) 23:01
くるまのニュース

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