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阪神中田セ界の頂点見据え「1試合でも多く投げる」

2/15(土) 10:16配信

日刊スポーツ

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

2018年8月26日、ソフトバンク対西武(ヤフオク)の首位攻防戦。延長12回の激闘で、勝利投手になったのが当時ソフトバンクに所属していた中田賢一投手だった。中田はこの試合でNPB通算100勝を達成。当時大学生だった私は、アルバイト中にこっそり携帯で試合を観戦していたが、鮮明にその姿を覚えている。

【写真】ブルペンで中田の投球を見る矢野監督

個人的な話だが、私は「古巣撃ち」や「古巣斬り」に感動を覚える。中田にも「古巣ソフトバンク斬り」への思いを聞いてみた。「投げたいとかこだわりはない。交流戦で投げるということは、その時期にしっかり1軍で投げておかないといけないということ。そんなに大きな意識をして投げることはないですね」。私が浅はかだった。中田は生半可な気持ちでトレードを受け入れたわけではない。「ソフトバンク戦だろうとなんだろうと、投げられるのであれば喜んで投げますよ」。昨年12月に関西に引っ越してきて、翌日には兵庫・西宮市の鳴尾浜球場でブルペン投球。現在行われている春季キャンプでも中田は精力的に投げ込んでいる。すっかり虎の一員としてセ界の頂点を見据えていた。

矢野監督も「若手の手本になってくれている」とその姿勢をたたえる。中日時代にはリーグ優勝3回で日本一1回。FA移籍したソフトバンクではリーグ優勝3回で、日本一も3回。何度も優勝を経験してきた経験豊富なベテラン右腕だが、100勝を達成して以来勝ち星に恵まれていない。「19年は1試合しか投げてない。まずは1試合でも多く投げることを目標にしてます」。2018年8月26日で止まっている、私にとっての中田賢一の記憶。101勝目が待ち遠しい。【阪神担当=只松憲】

最終更新:2/15(土) 12:27
日刊スポーツ

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