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世界シェア10位、Tecnoの最新スマホ「Camon 12 Pro」は高コスパのカメラフォン

2/16(日) 6:05配信

ITmedia Mobile

 スマートフォンの世界シェア上位といえば、Samsung、Huawei、Appleの名前がすぐに出てきます。それ以下となるとXiaomi、OPPO、Vivo、そしてMotorolaやLGあたたりの名前が思い浮かぶくらいでしょう。

赤いキーの写真

 ところが世界シェア10位内には意外なメーカーが入っています。それがアフリカなどで人気のTecno(テクノ)。中国の伝音科技(Transsion)が展開するブランドで、アフリカではシェア上位に顔を出すメジャー製品。

 例えばナイジェリアの携帯電話市場を見ると、Tecnoはスマートフォンで1位、フィーチャーフォンで2位となっています(2019年第1四半期、Counterpoint調べ)。ちなみにフィーチャーフォン1位のItelも実は伝音のブランド。スマートフォン4位に顔を出すIninixも伝音です。つまりナイジェリアのスマートフォン市場では、伝音の製品がシェア57%と過半数を占めています。

 伝音の成功は徹底した低価格とアフリカ向けのローカライズを行い、しかもノーブランド品にはない高品質を提供したことにあります。筆者は中国の携帯電話問屋によく行きますが、えたいの知れない格安端末を数百台単位で購入しアフリカへ送っている業者をよく見かけます。フィーチャーフォンなら1台1000円以下、スマートフォンでも3000円程度なんて製品が売られているのですが、品質はよくありません。

 伝音はアフリカ市場がいずれ中国のように、価格だけではなく品質も重要視される市場になることを見越して、コストを下げるだけではなく常に品質を意識した製品開発を続けていきました。気が付けばTecnoはアフリカ各国でシェア上位に顔を出すブランドになったというわけです。

 そのTecnoの製品の中でも上位モデルとなるのが「Camon 12 Pro」。実機を触ることはなかなかできないのですが、CES 2020のGoogleブースに展示されていました。価格はナイジェリアで6万5000ナイラ、日本円で約2万円です。この価格でも高性能なカメラを搭載し、またGoogle アシスタントを起動できるキーも備えるのです。

 初めて触るTecnoのスマートフォン。早速手に取って操作を試してみたかったのですが、展示製品は画面に触れてはいいものの、「手に取って操作することは禁止」とのこと。残念ながらカメラ機能は試すことができませんでした。

 Camon 12 Proの主なスペックは、ディスプレイが6.35型(720×1600ピクセル)、プロセッサはMediaTekのHelo P22、メモリ6GB、ストレージ64GB。ストレージがやや少ないのは価格を抑えるためでしょう。本体右には電源キーとボリュームキーを備えますが、右側にはGoogle アシスタントを起動するキーを搭載。しかもそのキーは赤い色になっています。つまり積極的にGoogle アシスタントを使ってもらおうという設計になっているわけです。

 背面はトリプルカメラで、1600万画素+800万画素+200万画素(被写界深度測定用)。特筆すべきはこの価格のモデルながらカメラはマクロ撮影にも対応しており、2cmの距離で至近撮影ができるのです。なお、イインカメラも3200万画素と高画素です。

 全体的なパフォーマンスは価格を考えると十分合格で、標準的なアプリの起動もストレスはありません。同じ価格帯のHuaweiの「lite」モデルなどとも十分互角に戦える品質はありそうです。メモリやディスプレイ解像度にやや不満があるものの、アフリカの消費者の懐具合を考えると、現地受けのするコストパフォーマンスの高い製品だと感じました。アフリカで人気のTecno、触ってみてその理由に納得させられました。

ITmedia Mobile

最終更新:2/16(日) 6:05
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