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ナイキ「厚底シューズ問題」で甦る90年代「エアマックスブーム」の記憶

2/16(日) 19:30配信

アーバン ライフ メトロ

NBA選手などが利用して話題に

 ナイキが開発した厚底シューズが、世界のマラソンと駅伝を席巻しています。

 2019年10月にウィーンで行われたマラソン大会で、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手がフルマラソンで非公式ながら史上初の2時間を切る記録を達成したことで、注目されました。また、箱根駅伝でも多くの選手が着用したこともさらなる追い風となりました。

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 あまりに好記録が連発されることから、東京五輪では使用が禁止されるのではないかという怪情報も流れました。これに対してワールドアスレチックス(世界陸連)は1月末に、

・使用するカーボンプレートを1枚以下とすること
・4月30日以降の大会で使う靴は4か月以上市販されているものとすること

といった、新ルールを決めました。

 こうした中、2月になりナイキは試作品だった厚底シューズの市販品「ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%」を発表。東京五輪では多くの選手が、このシューズで競技に臨むのではないかとうわさされています。

 未来的なデザインと優れた機能を持つナイキのシューズ。今回の厚底シューズを見て思い出すのは、1995(平成7)年から数年にわたって空前のブームとなったナイキのハイテクスニーカーです。

 靴の側面に透明な窓を付け、衝撃吸収用に靴底に入れた空気が見えるようにしたスニーカーは、米プロバスケットボール協会(NBA)の有名選手などと契約したことで、話題となりました。

 それまでもスポーツ選手が使うスニーカーは幾つも存在しましたが、あくまで限られたジャンルのものでした。それがカジュアル用途として、にわかにブームとなったのです。

イエローモデルの発売は1995年7月

 中でも人気に火をつけたのは「エアマックス95」です。

 定価1万5000円のスニーカーにはプレミアがつき、3万円から6万円まで値上がりを続けていました。また、いくらお金があっても手に入らなかったことも問題でした。

 当時のナイキのスニーカーは四半期ごとに色とデザインを変えたモデルを発売していました。新モデルが出ると、旧モデルの生産は終了です。エアマックス95の中でも特に人気の高かったイエローモデルが発売されたのは1995年7月。

 ブームになった秋ごろには、既に在庫切れの状態になっていました。そこに目を付けたバイヤーはアメリカや香港などから在庫を輸入、プレミアをつけて販売し、さらにブームをあおったのです。

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最終更新:2/17(月) 6:51
アーバン ライフ メトロ

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