ここから本文です

スランプ克服の渡邉彩香、渋野ら黄金世代に反撃宣言!「刺激になるけど、負けない」

2/16(日) 17:32配信

静岡朝日テレビ

3月5日、ダイキンオーキッドレディス(沖縄・琉球GC)で女子ゴルフツアーが開幕する。渋野日向子(21=サントリー)を筆頭に黄金世代がツアーを席けんする中、復活を期すプロがいる。静岡・熱海市出身の渡邉彩香(26=大東建託)だ。ツアー通算3勝、2015年には賞金1億円超だったが、18年にシード落ちし、19年は賞金ランク115位。試行錯誤する中で、つかんだ光明とは…。静岡朝日テレビ「スポーツパラダイス」(金曜午後11時10分)のMCで、元サッカー日本代表MF澤登正朗氏(50)が、渡邉に新シーズンに懸ける思いを聞いた。

澤登氏 お久しぶりです。番組のゴルフ企画(12年1月)以来ですね。ゴルフの調子はそうですか。

渡邉 はい。ようやく良くなってきました。2年ぐらい前から、ティーショットの不調から始まり、スランプになってしまいました。ひどい時は、チーピンが出たり、右45度に飛んでいくわで。

澤登氏 考えすぎていたのでは。

渡邉 今、思えばそうですね。自分のいいところよりも、足りないところにばかり目が行くようになっていました。

澤登氏 18年は賞金ランク55位。そこまで「悪い」という印象ではないですが。

渡邉 17年ぐらいから自分の中では、(スイング中に)気持ち悪い感覚がありました。18年はトップ10が何度かありましたが、なんで良かったかが分からないままだったので、その後が続きませんでした。

澤登氏 そして、19年は最も悔しいシーズンになりましたね。

渡邉 18年の後半からすごく調子が悪くなって、オフには一生懸命に練習をこなして、なんとなくまっすぐ飛ぶようにはなりました。でも、シーズンに入ってみると、1発でもミスが出たら、ショットがまたとっ散らかって…という感じでした。

澤登氏 そんな時はどんな練習を。

渡邉 昔から自分の感覚を頼りにしていて、「練習をすれば良くなってくる」と思っていたのですが、やっても、やっても思い出せなくなりました。

澤登氏 ゴルフって、悪くなってくると、どこが悪いのかが分からなくて、迷走しますが、プロでもそうなんですね。誰かに見てもらいましたか。

渡邉 前に教わっていた先生から離れていた時期で、1人で取り組んでいました。そういうのもあって、どんどん分からなくなってきました。

澤登氏 で、また誰かに習うようになったのですか。

渡邉 はい。その後、何とかスイングに血が通うようになってから、新しいコーチに試合中の状態を見てもらうようになりました。昨夏です。練習場では良くても、試合ではダメな時期でもあったので。それで、自分の感覚で気持ち悪くなるスイングを伝えると、「じゃあ、こういう感じでやってみよう」などと、コミュニケーションが取れるようになりました。そこから、またゴルフが楽しくなってきました。

澤登氏 やっぱ、楽しくないとね。コーチの重要性を感じたと思いますが、どんなポイントを教わったのですか。

渡邉 (ダウンスイングで)パワーをためたくて、いつまでも右手が体にくっついて、リリースが遅れていることを指摘されました。それが調子が悪い原因でした。なので、右手を早目にリリースして、大きい円で振ることを心掛けるようになりました。オフの練習でもそれを課題にしていて、ようやく、不安なくショットが打てるようになりました。前は、構えた時に「どこに飛ぶのか」と思っていましたから。

澤登氏 さて、今のゴルフ界は「黄金世代」(98年度生まれ)が活躍していますが、どう感じていますか。焦りはありますか。

渡邉 焦りはないですが、「みんな、うまいな。自分があの年齢の頃に、あんな完成したゴルフができただろうか」とは思います。でも、自分も若い時に活躍できていました。あの頃は、ピンしか見えなくて、パターも強気に打って結果を残していたので、そういう気持ちが大事なんだなと思って、刺激を受けています。もちろん、負けたくない気持ちもあります。

澤登氏 もう、飛距離でガンガンいけばいいですよ。

渡邉 はい。それでいこうと思います(笑い)。

澤登氏 サッカーも同じで若手に刺激を受けて、新たな闘争心が出てくるものです。ゴルフもそれが大事ですよね。

渡邉 そう思います。調子が悪くなると、ミスをしたくないという思いが強くなりますが、それではダメなんですよ。

澤登氏 日本人で42年ぶりにメジャー大会優勝を飾った渋野選手をどう思いますか。

渡邉 日本人で海外にスポットで行ってメジャーで勝ったことが、みんなに「自分たちもチャンスがある」と思わせました。(日本女子ゴルフ界にとって)大きいことをしたなと見ています。

澤登氏 一方で、昨季限りで何人かの女子プロが引退を発表しました。

渡邉 びっくりしました。でも、長くできるスポーツですし、何年もシードを取り続けている選手もいる。そういう人は、ガッツもすごいですよね。私、個人としても、多くの方に応援してもらっていますし、そういう気持ちがなくなって、「もう、勝てないな」と思ったら、引退になるのかなと思います。でも、私にはまだまだあります。ここ何年か勝っていない分、勝っていかないと。

澤登氏 まずは1勝ですね。

渡邉 前半20試合ぐらいは出られるので、そこで優勝したいですね。自分らしいゴルフで。

澤登氏 前半戦には、ヤマハレディースオープン葛城(袋井市・葛城GC山名C)やリゾートトラストレディス(浜松市・グランディ浜名湖GC)が開催されます。

渡邉 グランディ浜名湖GCは、コースが比較的広いですし、調子が良ければ気持ち良く回れると思います。葛城GC山名Cは、ティーショットとグリーン上がカギになります。

澤登氏 あらためて今季の目標は

渡邉 「優勝!地元で」です。静岡では、応援してくださる方が多くて、ヤマハで優勝(15年)した時もたくさんの方に来ていただきました。

澤登氏 ちなみに、私もファンです。インスタもフォローしていますから(笑い)。

渡邉 ありがとうございます。頑張ります。【構成・柳田通斉】

〇…ベストスコア67、サッカー界で「ゴルフの実力者」として知られる澤登氏は、渡邉と接して「今季はやってくれると思います。表情からも自信が見えてきました」と話す。ドライバー飛距離270ヤードを誇る渡邉は、フェードの持ち球を武器に世界ランキングを駆け上がるも、16年リオデジャネイロ五輪出場権を目前で逃した経緯がある。18年から低迷するも、19年シーズン後のツアー最終予選会では19位に入り、20年シーズン前半戦の出場権を獲得。静岡県内ではシーズンを通して4試合が予定されており、渡邉は「私は試合後、必ず実家に帰るほど地元が好きなので、とにかく地元静岡で勝ちたいです」と目を輝かせている。

◆渡邉 彩香(わたなべ・あやか)1993年9月19日 、静岡県熱海市生まれ。10歳からゴルフを始め、08年日本ジュニア選手権優勝。埼玉栄高に進学し、11年の第32回全国高校ゴルフ選手権大会では、同校22年ぶりの優勝に貢献。卒業後の12年7月、プロテストに合格。同年のツアー最終予選会で29位に入り、13年からツアーにフル参戦。 14年3月には、アクサレディスでツアー初優勝。15年4月、ヤマハレディースオープン葛城で2勝目。同年11月1日、樋口久子 Pontaレディスで3勝目を飾った。同年は、賞金1億円超で同ランキング第6位、日本人最高位となった。172センチ、65キロ。血液型A。

最終更新:3/7(土) 21:15
静岡朝日テレビ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ