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【伝説のミウラがアルプスへ】ランボルギーニ・ミウラP400 ミニミニ大作戦 前編

2/16(日) 7:20配信

AUTOCAR JAPAN

谷底へ落とされたランボルギーニ・ミウラ

text:Alastair Clements(アラステア・クレメンツ)
photo:Olgun Kordal(オルガン・コーダル)/Paramount Pictures(パラマウント・ピクチャーズ)/David Wynn-Jones(デビッド・ウィン・ジョーンズ)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
イタリアのアルプス山中に伸びるグラン・サン・ベルナール峠。オレンジ色のランボルギーニ・ミウラで最初のヘアピンを攻略しようとしている。信じられないような体験だ。

【写真】ミニミニ大作戦のミウラP400 (38枚)

映画の中では、最終的にキャタピラー社の大きなブルドーザーによって谷底へ落とされる。そんなエンディングは、今回は迎えたくない。絶対に。

1969年の映画「ミニミニ大作戦(The Italian Job)」の冒頭では、わずか数分で不運にも大破してしまうランボルギーニ。落とされたのは、エンジンのない、ボディシェルだけではあったのだが。

2019年初めまで、イタリアの俳優、ロッサノ・ブラッツィが演じる強盗、ロジャー・ベッカーマンがドライブした本物のミウラがどうなったのか、謎に包まれたままだった。

今回のミウラP400は、ランボルギーニのヒストリックモデルの維持を担当する部門、ランボルギーニ・ポロストリコでレストアを受け、映画のスターカーとして認定された。映画の撮影以来、グラン・サン・ベルナール峠を走ったのは、今回が初めてとなるようだ。

運転をするのはエンツォ・モルッツィ。彼は映画の中で、ブラッツィがサングラスをかけて顔が映るシーン以外の、スタントドライブを担当した人物。この地に戻ってくるのは、彼も映画以来だという。

「最後にこのミウラを運転したのは、1968年の6月29日でした。当時自分は26才。木曜日にロケを始め、金曜日にはカメラを取り付けたクルマを準備しました。土曜日に撮影を済ませ、日曜日にはサンタアガータに戻りました」 と笑顔を交えて話すモルッツィは、70才だ。

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最終更新:2/16(日) 7:20
AUTOCAR JAPAN

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