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五輪選手の「育て方」紹介 小松出身選手の母4人が座談会

2/16(日) 1:09配信

北國新聞社

 小松市出身のオリンピアン(五輪出場選手)を子に持つ母4人が15日、同市のこまつドームで開催されたイベントの座談会に登場し、家族しか知らない一面や栄光と挫折の裏側を紹介した。我が子をトップアスリートに育て上げた「名コーチ」から家庭教育のヒントを得ようと、地元のスポーツ指導者や保護者ら約60人が熱心に耳を傾けた。

 サッカー元日本代表の豊田陽平選手(北京五輪)の母千寿子さん、カヌーの松下桃太郎選手(ロンドン、東京五輪)の母明美さん、飛び込みの中川真依さん(北京、ロンドン五輪)の母千鶴子さん、トランポリンの岸彩乃選手(ロンドン五輪)の母直美さんが登壇した。

 豊田選手の母は、息子が剣道を1日でやめ、小学1年生の頃「おかん、俺サッカーやりたい」と言い出した当時を振り返った。サッカーの練習態度は真面目だったそう。とにかく人の話を聞くこととあいさつを徹底させたと言い、「地元のサポートがなかったら今はない」と指導者や仲間に恵まれた環境に感謝した。

 松下選手を「桃ちゃん」と呼び会場を沸かせた明美さんは、子どもの頃は早寝早起きで、水代わりに牛乳を飲んでいたエピソードを紹介。「リオ五輪の代表に入れず挫折もしたが、東京の切符をつかんで本人が一番喜んでいると思う。日本での五輪を楽しんでと言いたい」とエールを送った。

 中川さんは、厳しい指導が嫌で娘がずる休みした過去を振り返った。「いつでもやめていいよ」と静観しながらも、「その時は、自分で先生や友人に説明するように言っていた」そうで、結局、苦しい練習に耐えて成長した。

 岸さんは自身と同じ体操選手に育てようと描いていたが、並行して習っていたトランポリンに夢中になっていった経緯を語った。コーチの立場からは「失敗も経験なので、失敗したから駄目とは言わないようにしていた」と話した。

 イベントは、市ジュニアスポーツセミナーの特別企画として初めて実施され、ロサンゼルス五輪の400メートル障害と1600メートルリレーに出場した大森重宜金沢星稜大教授の講演や走り方指導も行われた。

北國新聞社

最終更新:2/16(日) 1:09
北國新聞社

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