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“高価格スマホに逆風”でもサムスンが「Galaxy Z Flip」で狙う世界戦略

2/17(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ここ数年、スマートフォン市場での苦境が伝えられることの多いサムスン。とはいえ、IDCの調査結果によると、2019年のスマホ世界出荷台数は前年比2.3%減と3年連続でマイナス成長となるなかで、サムスンは出荷台数、シェアともに前年を上回った。

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もっとも、世界的に見ても高価格帯スマホは売れ行きが厳しくなっているのは事実だ。2019年に登場したサムスンのフラグシップスマホ「Galaxy S10」および「Galaxy Note 10」シリーズはいずれも高評価を得ているが、2019年の出荷台数とシェア向上の原動力となったのは、日本を含め世界的にヒットとなったミドルレンジスマホ「Galaxy A」シリーズだった。

こういった状況はアップルをはじめ、他の競合メーカーも同様で、今後はミドルレンジ製品に一層注力するよう戦略変更していく可能性が高い。

ハイエンド機種2つは今のサムスンの“顔”

そうしたミドルレンジ機の重要性が増しつつも、メーカーの「顔」であるフラグシップ端末は、自らの技術力・ブランド力を高めることにもなるため、決しておろそかにはできない。

アメリカ・サンフランシスコでサムスンが2月11日(現地時間)に開催した発表会「Galaxy UNPACKED 2020」で、折りたたみスマホ第2弾の「Galaxy Z Flip」を冒頭に発表したことには、そうした背景がある。

Galaxy Z Flipでは、ディスプレイ表面素材にガラスを採用しつつ折りたたみを可能にするとともに、折り曲げるヒンジ部分の改善や、完全に開いていない状態での新たな利用方法を提案するなど、技術力や革新性を強くアピールした。

MS、グーグル、ネットフリックスと関係深める

新製品や新機能を華々しく発表する様子は、これまでのUNPACKEDと変わらない。ただ、途中からこれまでとは異なる雰囲気も感じ取れた。それは、多くのパートナーとの協業だ。

これまでもサムスンはさまざまなパートナーシップを結んでいる。近年で特に象徴的だったのが、Galaxy Note 10シリーズを発表した2019年8月のUNPACKEDで、マイクロソフトとの協業を発表。マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏がゲストとして登壇した。

そして、今回のUNPACKEDでは、マイクロソフトとの関係をさらに強化。クラウドベースのゲームサービスについて連携を強化していく、と表明した。

また、グーグルとは5Gや折りたたみスマホ、使いやすさといった部分で連携を強めるとし、ビデオ通話アプリ「Google Duo」と「YouTube」アプリでZ Flipに最適化したユーザーインターフェースを提供する。

ネットフリックスとの協業では、サムスンの音声アシスタント「Bixby」から再生などのコンテンツのコントロール、Galaxy端末の検索機能から作品名などを直接検索できるといった新たな機能が提供される。

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最終更新:2/17(月) 18:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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