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新素材の高減衰フォームが軽自動車量産ラインに採用

2/17(月) 13:10配信

MONOist

 ヘンケルジャパンは2020年1月29日、スズキが発売した新型「ハスラー」に、同社の高減衰フォーム「TEROSON HDF(HDF)」が採用されたと発表した。軽自動車量産ラインへの同製品の採用は、世界初になるという。

一般的なルーフへ塗布した場合のレーザー振動測定図

 効果的に車体構造体の伝搬振動を減衰させ、車室内のノイズを低減する新素材HDFは、せん断応力の熱エネルギーへの変換が効率的で、一般的な制振材よりも優れた振動減衰性能を発揮する。また、他の制振材と異なり、自動車の一般的な使用環境温度で常にその振動減衰性能を発揮するため、車室内の静粛性を向上できる。

 新型ハスラーの量産ラインでは、ルーフの制振材に採用。HDFは、車体溶接工程でルーフ用ビームに自動塗布機で塗布される。車体塗装工程内の電着乾燥時の熱で硬化し、発泡を伴って接着する。

 ルーフとビームの間で発泡接着したHDFの制振効果により、車室内で発生するこもり音や雨音、ロードノイズなどを効果的に低減できる。通常、ルーフとビームはマスチック接着剤で接着し、必要に応じてアスファルトゴムなどの制振パッドなどを併用する。一方、HDFは、1つの材料でこれら2つの材料を併用した場合と同等以上の制振性能を発揮する。

 さらに、人が聴き取れる周波数帯20〜1万5000Hzに絞ったカスタマイズも可能だ。発泡倍率や粘度の最適化により完全自動ライン化に対応するほか、制振パッドを併用する工程では、パッドの貼り付け作業を省略できる。

MONOist

最終更新:2/17(月) 13:10
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