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細田守監督、アカデミー賞候補監督と対面 “子ども”テーマに共感「これだけ描いた映画はなかなかない」

2/17(月) 20:25配信

オリコン

 『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』で知られるアニメ映画監督の細田守氏が17日、都内で行われた映画『レ・ミゼラブル』(28日公開)監督来日記念プレミア試写会に登壇した。第92回アカデミー賞国際映画賞フランス代表にも選出された同作のメガホンを執ったラジ・リ監督が来日。一昨年の第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞に『未来のミライ』でノミネートされた細田監督と対面を果たした。

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 第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた同作は、ヴィクトル・ユゴーの名作『レ・ミゼラブル』で知られるモンフェルメイユという移民や低所得者層の住む危険な街が舞台。ここで、犯罪防止班に新しく加入することとなった警官のステファンと同僚たちが、ある少年の引き起こしたささいな事件をきっかけに、取り返しのつかない事態へと陥っていく。

 去年の釜山映画祭で上映された際には、当日の朝に映画館前でキャンセル待ちをしたほど気になっていたという細田監督は「素晴らしい作品だった」と絶賛。レジ・リ監督も「僕らは子供時代から日本のアニメとともに育ってきたので、細田監督の隣で舞台立てるには光栄です」と喜びあった。

 細田監督は「僕の作品で共通するのは子どもが鍵を握っている。社会派の映画の中でここまで社会の変化について子どもがどう思ってるかを、これだけ描いた映画はなかなかないと感動した。(劇中の)リアリティーのある子どもたちをはどうやって見つけたのですか?」と興味津々。映画の舞台となったモンフェルメイユで生まれ育ち、現在も在住するラジ・リ監督は「僕が今も住んでいる地区でキャスティングしました。全く演技の経験がない子たちなので一緒にリハーサルもして、その結果はすばらしいものになった。彼らとの仕事を誇りに思ってます」とドキュメンタリーのような世界観に胸を張った。

 そんなラジ・リ監督は本年度のアカデミー賞を振り返り「素晴らしいチャンスだった。オスカーで最初の長編作品で授賞式に出られるとは。オスカーにノミネートされることでいろんな人に観ていただけるチャンスが与えられる」と力説。「今回の作品は僕らの地区の住人と作った映画が世界に発信される。すでに50ヶ国くらいの国で上映されているのですが、その国の人々が『これは自分たちの問題だ』と認識していただける普遍的なテーマは持っている」と手応えを明かす。

 すでにアカデミー賞や、『レ・ミゼラブル』も外国語映画賞にノミネートされたゴールデングローブ賞を経験済みの細田監督は「ゴールデングローブ賞ってアメリカの飲み会みたいな授賞式。アカデミー賞は矢継ぎ早に大忙しのセレモニー。リラックスして賞を楽しめんだりできるすてきな会ですよね」と違いを語り、「2019年のアカデミー賞作品賞ってノミネートもいい作品ばかり。充実した作品がたくさんあったなかの1本が、間違いなく『レ・ミゼラブル』だった」と終始、絶賛していた。

 記念撮影の際には、主演のスティーブ・ティアンチューがサプライズで登場し、3ショットにおさまった。

最終更新:2/17(月) 20:30
オリコン

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