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大迫傑、設楽悠太、井上大仁...マラソン五輪代表の残り1枠を巡る熾烈な争い

2/17(月) 8:00配信

HOMINIS(ホミニス)

札幌への開催地移転でも大きな注目を集めた東京五輪のマラソン競技。その男子日本代表の残り"1枠"を懸けた熾烈な戦いが繰り広げられる「東京マラソン2020」の模様が、大会当日の3月1日(日)、フジテレビNEXTでノーカット版の"エリートマラソン(東京五輪出場枠をかけた戦いに焦点をあてた番組内容)"枠で放送される。

【写真を見る】五輪代表争いも佳境!“高速コース”の東京マラソンでどんな記録が飛び出すのか?

日本代表の出場枠は男女ともに3枠ずつ。その2枠は、代表選考の公平性を高めるため、初導入された"一発勝負"の大会、マラソングランドチャンピオンシップ(以下、MGC)ですでに決定済みなのは周知の通りだ。

昨年9月に開催されたこのMGCにおいて、男子選手では、日本記録保持者の大迫傑、前日本記録保持者の設楽悠太、2018年の福岡国際マラソンで好記録を出し優勝した服部勇馬、2018アジア大会金メダリストの井上大仁が4強と目されていた。ところが、39km地点でスパートをかけた中村匠吾が先頭に立ち、これに大迫と服部が追随する三つ巴のレース展開に。史上稀に見る激戦を制した中村と、それに続いた服部が五輪出場権を手にしたのだが、ゴール直前までもつれ込んだ3者の壮絶なデッドヒートは、見る者の胸を熱くさせた。

残る1枠に関しては、男女ともに"MGCファイナルチャレンジ"の対象となる3大会で、MGC設定記録以内で、最も速いタイムを出したランナーに与えられる。この設定記録が、男子では、現在大迫がもつ日本記録よりも1秒早い"2時間05分49秒"という厳しいタイムとなっているのだ(MGCでの中村匠吾のタイムは2時間11分28秒)。

「東京マラソン2020」は、そのMGCファイナルチャレンジでの、男子の設定レースの一つ。世界六大マラソンであるワールドマラソンメジャーズの一つであるこの大会は、市民ランナーにとっても憧れの場。初開催の2007年以降、その抽選倍率は年々上り続け、近年では10倍超という日本屈指の人気と注目度を誇るレースだ。

今大会で3枠目の有力候補と目されているのが、MGCで僅差3位に終わり悔しい思いをした大迫と、途中まで独走していたものの後半失速し、結果的には14位となった設楽、そして完走した27名の中でまさかの最下位に終わった井上の3人だ。

MGC設定記録を突破する選手が現れなかった場合、MGCで3位に入った大迫は、そのまま代表入りが内定。もちろん静観という選択肢もあったはずだが、敢えて出場という"チャレンジ"を選択したことで、代表内定をかけた3強の"直接対決"が再び実現。その注目度をより高めることになったのだ。

また、今大会への出場が集中する理由としては、好タイムが出やすい平坦な"高速コース"であることも挙げられる。2017年大会よりフィニッシュ地点を東京駅前に移し、アップダウンの少ない新コースへと変更。実際に2017年大会では2時間03分58秒(ケニア/ウィルソン・キプサング選手)、2018年大会では設楽が、当時の日本新記録だった2時間6分11秒をマーク。今大会での新記録更新も非常に期待されている。

またつい先日には、好記録を続出させている米ナイキ社製の"厚底シューズ"の新モデルが発売されたばかり。今大会ではこの新シューズの着用があるかどうかも注目を集めそうだ。果たして東京マラソン2020で、MGC設定記録を上回る日本新記録は飛び出すのか?その気になるレースの行方をぜひ見守りたい。

文=HOMINIS編集部

HOMINIS

最終更新:4/4(土) 21:29
HOMINIS(ホミニス)

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