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日本は「欲張りな金持ちをちゃんと処罰する国」 海外のこの評価が変わったのは“あの時“だった

2/17(月) 6:10配信

ハフポスト日本版

逃亡後、1月8日にレバノンで約2時間半に渡って行われたゴーン被告の記者会見。日本メディアは一部を除いて取材拒否されたが、会見の様子は世界中で生中継された。

ゴーン被告を「主導権を握った」とするBBCの一方、「自らを称えるためのショー」とフランスメディアは報じ、海外メディアの反応は賛否両論だった。

これまでのゴーン被告の事件を詳しく取材してきた1人であり、フリーランスで国内外メディアに執筆しているジェイク・エーデルスタイン氏にも、話を聞いた。

エーデルスタイン氏は日本の大手新聞社で長年記者として勤務し、警察への取材も経験しており、日本の司法事情にも詳しい。そんな彼は今回の会見を見て、「正々堂々と自分の決意となぜ逃げたのかを説得できるような説明だと思った」と話す。

「この会見の目的は、無罪を説得することではなく、日本の司法制度を批判することで、逃亡することは仕方ない、と思わせること。それに関しては、会見後に世界が日本の司法制度の問題に注目し、日本国内でも注目されていることから大成功と言えるでしょう」

また、ゴーン被告の会見を受けて同日未明に法務省で開かれた会見では、森雅子法務大臣が『司法の場で無罪を「証明」すべきだ』と反論。この発言は、のちに「無罪を『主張』」を言い違えたとTwitterで釈明したものの、「推定無罪」であるべき日本の司法制度への懸念をさらに強める決定打となった、とエーデルスタイン氏は加える。

「ゴーン被告の会見と、森法相の発言を聞いた外国人は、『日本の刑事裁判は公正じゃない、起訴されたらおしまいだ』と思ったでしょう」と話す。

賛否両論となったゴーン被告の記者会見だったが、報じた記事へのコメント欄を見ると、彼に同情する意見も多いという。

「中立な立場であるメディアは、違法行為である保釈中の国外逃亡を肯定することは言えない。でも市民レベルでは、ゴーン被告の行動に共感するような感想を持つ人は多い」と話す。

また同時に、ゴーン被告は日本メディアへの批判も主張。会見からの締め出しもそうだが、会見内で、検察のメディアへのリークを違法だと指摘した。

肝心な容疑に対するゴーン被告の主張についてエーデルスタイン氏は、「会見では成功でも失敗でもなく、今後証拠をどれだけマスコミに流し、みんなを説得できるかが重要」と話した。

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最終更新:2/17(月) 13:23
ハフポスト日本版

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