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女子やり投・北口榛花「揺るぎない覚悟」で大学4年目に覚醒

2/17(月) 19:07配信

月刊陸上競技

 2020年東京五輪に向けてトップ選手たちが冬季を過ごしている。注目を集める女子やり投日本記録保持者の北口榛花(日大)の、強さの秘密と素顔にスポットライトを当てる。

一躍、東京五輪の「顔」に

 2019年シーズン、女子やり投の北口榛花(日大)は覚醒した。5月に64m36の日本新記録を樹立し、6月の日本選手権に初優勝。イタリア・ナポリでのユニバーシアードで銀メダルを獲得すると、初めての世界選手権(ドーハ)に挑んだ。

 しかし、「身体のケアの部分が少し足りなかった」と、ピークを合わすことができず、決勝進出ラインにわずか6cm届かず敗退。涙に暮れた。

 帰国後に出場した10月27日の北九州カーニバル。「今までで一番、身体の中心から出た力を、やりに伝えられた」一投は、自身が持つ日本記録のラインをゆうに超えた。66m00。世界の表彰台が見える快投だった。

 北海道出身の北口。幼い頃からバドミントンや競泳に励み、陸上部に入ったのは旭川東高に進学して、当時の顧問に誘われてから。その後は、やり投でインターハイ連覇、世界ユース選手権(U18/18歳以下)優勝、高校新、U18・U20日本新、学生新、そして日本新と、金字塔を打ち立ててきた。

 北口は1年前、単身でチェコに渡った。やり投カンファレンスで知り合ったデヴィッド・シェケラック・コーチと直接交渉。世界記録保持者のB.シュポターコヴァらトップ選手を次々輩出するやり投王国に飛び込んだ。その成果が存分に発揮されたシーズンとなった。

 オリンピックイヤーが開幕した1月中旬。そのシェケラック・コーチが来日し、2週間滞在。チェコのジュニア世代のナショナルコーチを務める同コーチのもと、ウエイトトレーニングや細かな身体の動かしかた、助走の技術を入念に確認した。

「1年前より断然できています。冬季だけど、シーズン中のような動きができているので、継続していければ、昨年のシーズン中以上の状態でシーズンインできると思います」

 この冬、東京五輪において陸上界の枠に収まらないほど注目を集める北口には取材が殺到。だが、そんな状況も楽しみながら日本で“チェコ流トレーニング”をこなした。

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最終更新:2/17(月) 19:07
月刊陸上競技

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