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サイン盗みのア軍、根源は通達無視した前GMに MLBコミッショナー「何もしなかった」

2/17(月) 10:47配信

Full-Count

 今オフ、メジャーリーグを揺るがせたアストロズのサイン盗み問題。MLB機構はアストロズにルーノーGMとヒンチ監督に2020年の1年間、報酬なしの停職処分、アストロズに対しては2020年と21年のドラフト1巡目と2巡目の指名権剥奪、罰金500万ドル(約5億4900万円)を含む厳罰を下した。アストロズはこれに伴い、ルーノー氏とヒンチ氏を解任した。この処分内容に「甘すぎる」と批判が集まる中、ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーが米スポーツ専門テレビ局「ESPN」カール・ラベック記者のインタビューに応じ、見解を表している。

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 マンフレッド氏は、アストロズの選手に処分が科されなかったことについてこう語っている。

「起きたことに選手たちが報いを受けることを、皆さんが望んでいることは理解しています。この問題に公に対処しなければならない選手たち、選手たちの顔を見れば、報いを受けています。彼らが嬉しそうにスキップしながらスプリングトレーニングに臨むと思うことは正しい印象ではありません。そうは言っても、彼らが処分を受けるのを望むことは理解できますし、理想の世界であればそうなっていたでしょう。事実を知り、皆さんに知っていただくという最も重要な目標を求めたためこのような結果となりました」

 次にマンフレッド氏は2017年ワールドシリーズ制覇が剥奪されないことについて語っている。

「大いに話し合って分析しました。球界で前例のないことでした。私は前例から外れる時は、相当な理由がなければならないと思っています。報告書で、何が起こっていたか明らかとなりました。その行動について、各々が判断することができます。アスタリスクをつけることや金属品の返還を求めるという考えは、無益のように思えます。2017年シーズンは何かが違ったということを皆さん忘れないでしょう。我々は徹底的に調査し、結果を公表しました」

 2017年にMLBのテクノロジー使用に関する通達を、ルーノー前GMがチームに伝えなかったことについては、こう答えた。

「GMに通達しましたが、何もしませんでした。そのため、選手たちに処分を下したら、選手たちは次々と苦情を申し立て、我々はルールを正しく伝えていなかったとして負けていたでしょう。私は責任がどこにあるか確信しましたし、選手たちに処分を科すことはできないと思い、このような決断を下しました。そうは言いましても、反応は理解できます。選手たちは間違ったことをしたと認めています。彼らが処分を受けるのを皆さんが望むことは理解できますし、理想の世界なら、処分を受けていたでしょう」

 “根源”は、2017年9月、MLBがサイン盗みでテクノロジーの使用について注意を促すメモを全30球団に配布した際に、ルーノー前GMが伝えなかったことにあるとマンフレッド氏は指摘。このことが選手に処分を科さなかったことの理由の一つであり、17年ワールドシリーズ制覇剥奪は「無益のように思える」と説明している。MLBのトップの発言で事態は“沈静化”に向かっていくのだろうか。

Full-Count編集部

最終更新:2/17(月) 10:53
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