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新型肺炎、米国債への資金流入に弾み-「現金の壁」押し目で買いも

2/17(月) 15:53配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 数兆ドルの資金を管理・運用する投資家が、かつてなく米国債に資金を注ぎ込んでおり、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い世界経済の先行き不安が高まる中で、この流れは勢いを増す一方だ。

債券セクター全般で飽くなき需要を示す兆候がうかがえる。10年余りにわたり債券への資産配分を増やしてきた年金基金は、残存期間が長めの米国債の保有高が過去最も大きい。債券投信は歴史的な資金流入を昨年記録し、それが鈍る兆しはない。ヘッジファンドさえ持ち高を積み上げている。

連邦政府の財政赤字が膨らむ状況で、このような「現金の壁」は米国債利回りを過去最低に近い水準にとどめる効果があり、米国の納税者に恩恵を与える。

機会があれば飛び付こうとする買い手が控える中で、株高や記録的な入札規模、1960年代以来で最も逼迫(ひっぱく)した雇用情勢も債券価格にほとんど影響していない。

米資産運用会社ブラックロックのチーフ債券ストラテジスト、スコット・ティール氏は「米国債は合理的なレジリエンスプレーだ。これまでのところ、利回りがレンジの上限に達する局面で買いに動くことにより人々は利益を得ている」と指摘した。

原題:There’s a Wall of Cash Eager to Buy Treasuries on Any Price Dip(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Liz McCormick, Ruth Carson

最終更新:2/17(月) 15:53
Bloomberg

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