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トイレットペーパーが最高-シンガポールと香港の今時ギフト事情

2/17(月) 9:06配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): アジアの金融センター、香港とシンガポールでは今、トイレットペーパーとマスクが最も喜ばれる贈り物になっている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の不安がアジアで広がる中、薬局とスーパーマーケットでトイレットペーパーやペーパータオル、手指消毒剤などが品薄になり、特にマスクが不足している。

金融サービス業界の人々はこれを、顧客を喜ばせ関係を強化する好機だとみた。オンライントレーディングのプラットフォームを提供するIGグループのシンガポール部門は、 3M社製のマスク「N95」とデジタル体温計、デトール消毒液のボトルが入ったケアパックを顧客に配っている。

IGはシンガポールがウイルス警戒水準をオレンジ色(重大なレベル)に引き上げた後、このギフトの配布を開始した。

現地経営陣が面白いアイデアとして始めたギフト配布は拡大し、今では従業員と顧客がオフィスや郵便でケアパックを受け取っている。ビジネス街の銀行が行員を在宅勤務させる状況で、気の利いたギフトとなった。

IGアジアのビジネス開発責任者、テレンス・タン氏は、「最初は家族や友人のために念のため準備したものだが、マスクをどうやって入手するのかと他の人たちが聞いてきたので、従業員と顧客に配ろうと思いついた」と話した。

香港でヘッジファンド、ソリチュード・キャピタル・マネジメントを運営する米国人のジョエル・ワーナー氏は、10日にアマゾン・ドット・コムでトイレットペーパー216ロールを購入した。送料だけでも200ドル(約2万2000円)かかったが、それだけの価値があると同氏は考えている。半分を自分たちのために残し、残りの半分を友人や同僚にあげるつもりだ。

「今は、ワインよりも喜ばれる贈り物だ」という。

メッセージアプリ、ワッツアップのシンガポール金融業界グループのページには、バラの代わりにインスタント麺と野菜を詰めた花束の写真も投稿されている。これらの商品は買いだめが横行したため、スーパーマーケットは1人当たりの購入数を制限している。

原題:Toilet Paper Is the Hot New Currency in Singapore and Hong Kong(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

David Ramli、Abhishek Vishnoi

最終更新:2/17(月) 9:06
Bloomberg

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