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値千金の勝利挙げた吉村真晴の徹底した戦術とは<琉球 vs TT彩たま>

2/18(火) 7:03配信

Rallys

Tリーグの見逃せない名勝負をラリーズ編集部独自の視点で解説する【T.LEAGUE 名場面解説】。今回は2月16日のノジマTリーグ・琉球アスティーダ vs T.T彩たまから、吉村真晴(琉球アスティーダ)と神巧也(T.T彩たま)の第3マッチにスポットライトを当てる。

【画像】吉村真晴、神を下したサーブレシーブとは

勝ったチームがファイナルへの切符を手にできる、どちらにとっても負けられない一戦。T.T彩たまが第1マッチ、第2マッチをともに勝利しており、早くも王手をかけていた。第3マッチで有延大夢(琉球)が勝利するも、窮地に変わりない琉球はここで勝利して何としてもヴィクトリーマッチにつなげたい場面だ。

そんな局面で迎えたのが吉村真晴と神巧也のキャプテン対決。両者ともにサービスエースが多いビッグサーバーで、15日の段階で神がサービスエース82本で1位、吉村が66本で3位につけていた。水谷隼(木下マイスター東京)にも勝利し、シーズン13勝でマッチ勝利数トップの神を、吉村は徹底した戦術で完封した。両者の命運を分けた秘訣に吉村のサーブレシーブが挙げられる。

ノジマTリーグ 琉球アスティーダvs T.T彩たま:吉村真晴VS神巧也

<詳細スコア>
○吉村真晴 3-0 神巧也
11-3/11-8/11-4

1.神の待ちを外すレシーブ:フリック&チキータ

この試合では、吉村は重要な1ゲーム目から徹底して神のバック側を狙った。神の武器となるフォアハンドを封じるためだ。神はバックサイドもフォアハンドで回り込むことが多く、この重要な第4マッチは序盤から勢いをつけるためにフォアハンドを多用することを見透かしての戦術かもしれない。

吉村のレシーブは、フォア前~ミドル前のサーブに対して速いフォアフリック、バック前のサーブに対しては速いチキータが多く、神は打点を落とさず質の高い返球をするためにはバックハンドを使わざるを得なかった。しかし、バックハンドではフォア程威力が出ないため、吉村はバック対バックでその後のラリーで優位に立つことができた。

この展開を嫌った神はリスクを負ってでもバックサイドをフォアハンドで回り込む必要があった。そこで有効だったのがフォアへのフリックだ。これから回り込みをしようという選手の立ち位置は、両ハンド待ちの選手の立ち位置よりもバック側に偏る。そこでフォアへのフリックを混ぜられることで、フォアへの飛びつきを警戒せねばならず、結果的に回り込み・飛びつきの両方ともに3球目攻撃の質が落ちてしまう。質の落ちた3球目攻撃を吉村は見逃さずにカウンターや、ストレートへのブロックにつなげたのだ。

このようにして徹底的に神をバックにくぎ付けただけでなく、さらにフォア側への警戒をさせることで吉村は神の強みを封じたのだ。

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最終更新:2/18(火) 19:58
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