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“AIの目”で激変する「スポーツ中継」最新事情。無人カメラが中継ビジネスを変える

2/18(火) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

スポーツの試合中継の配信サービス、映像表現がこの数年で劇的に変わっている。

試合そのものだけでなく、選手やチームの情報をリアルタイムで画面に流す中継映像サービスも珍しいものではなくなった。CGを駆使した解析映像など、より「視聴者が楽しめるエンターテインメント性」を高めた中継技術が登場している。

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2月5日から7日に東京で開かれた「スポーツビジネス産業展」から、スポーツ映像の可能性を示唆する展示をまとめた。

8台のカメラ活用してエンタメ性ある映像に

今回初出展した富士通は、バスケ男子プロリーグ「Bリーグ」と一緒に進めている、モーショントラッキングの映像を紹介していた。

8台のカメラでコート上の選手やボールの動きを撮影し、映像を解析して、選手の位置情報を取得する。これにより、例えば、自分の見たい選手だけを追いかける映像を作ることも可能だ。

シュートの距離、成功率、選手の走行距離、ジャンプした時の高さなども、同時に解析できる。

富士通の阪井洋之執行役員常務(東京オリンピック・パラリンピック推進本部担当、スポーツ・文化イベントビジネス推進本部担当)は、

「チームの戦術強化にも使えるし、またテレビやネット放送での映像コンテンツでも利用できるように進めている。データを映像に重ねてエンタメ性を上げる」

と話した。

現在は、川崎ブレイブサンダースのホームアリーナである「とどろきアリーナ」に常設カメラを設置して、いくつかの試合で実証実験を始めている。

課題は「コスト」。上記のようなモーショントラッキングした映像を作るために、複数台のカメラを設置し、さらに「スタッフによる映像の選別」という人の手も必要とするからだ。

「一試合だけでは採算が難しいが、アリーナに常設することで、プロだけでなくアマチュアの試合でも(カメラが)使えるようになる。アマチュアの試合では、プロの試合ほどの解析は必要がないケースもあり、そのまま映像を流しても楽しんでもらえるはず」(阪井執行役員常務)

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最終更新:2/18(火) 23:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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