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【F1メカ解説】レッドブル・ホンダRB16を徹底解剖。細部まで洗練されたデザイン

2/18(火) 18:02配信

motorsport.com 日本版

 レッドブルは2月12日に2020年マシン『RB16』を発表した。昨年のマシンとあまり変化がないという声もあるが、細部に目をやると様々な進化が垣間見える。

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 最初に目を引くのが、フロントノーズの処理である。これはグリッド上の様々なF1チームからインスピレーションを得たものと思われる。

■昨年のトレンド、“ケープ”を採用

 ノーズの先端に開口部を設けるというアイデアは、レッドブルが数年前から採用してきたもので、これまで似たようなデザインが続いていた。より幅広でフラットなデザインとなったこの突起は、マシンの中央を流れる空気を取り込み、下方の空力デバイスに届ける役割を持つ。
 
 またRB16には、メインの開口部の上にふたつに分断された小さな開口部が存在する。現時点ではここを通った空気がどこに出ていくのかは明確でないが、あえて言うなら、マシンの全体的な出力を改善するために利用されると解釈するのが妥当であろう。

 フロントノーズ自体も昨年と比べてかなり絞り込まれたデザインとなっており、両側には“ケープ”と呼ばれるパーツが取り付けられている。後方へ向かう気流を制御するこのケープは、昨年多くのチームが採用したものであり、RB16のケープのデザインはメルセデスからインスピレーションを得たものとなっている。

■Sダクトもより洗練されたデザインに

 前述のようにノーズコーンの幅が狭くなったこともあり、設計チームは車載カメラの位置を再検討することができた。RB16では空力的に賢明であると考えられる場所に再配置されている。

 そしてノーズ中央部には従来通り、ノーズ下方の空気を上方に流すための“Sダクト”がデザインされているが、そこにさらなる気流を提供する小さなダクト(NACAダクト)もノーズの側面(赤い雄牛のロゴの頭の近く)に設けられている。また、バルクヘッド下部にある吸気口も、より多くの空気をSダクトに流せるように工夫されているはずだ。

 Sダクトは、昨年の日本GPで初登場した開口部が狭いデザインをRB16でも採用している。このデザインはさらに洗練されたものとなっており、昨季後半に登場したSダクト周りのフィンも健在だ。これはマシン後部へ向かう気流を制御するためのものだろう。

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最終更新:2/18(火) 18:02
motorsport.com 日本版

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