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人手不足でも「人数より質」の企業は増加 インターン参加者を優遇する企業は7割超 21卒の採用動向

2/18(火) 8:00配信

ITmedia ビジネスオンライン

 就職情報大手のディスコは2月17日、「2021年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査(2020年2月調査)」の結果を発表した。21卒の採用活動では、これまで経団連が採用活動時期などを定めていたいわゆる「就活ルール」が廃止。その一方で、政府がこれまでの就活ルールを維持するように企業へ“要請”するなど、実態の変化はあまりなさそうだ。ただ、こうしたルールは有名無実化している現状もあり、実際の採用活動はもっと早くから開始している企業も多い。調査結果でも、同様の結果が得られた。

【画像で見る】インターン参加学生への優遇策一覧

 自社セミナーや説明会の開始時期は、20卒を対象にした前回調査(19年7月調査)と変わらず。「3月上旬」とする企業が最も多かった。全体の40.8%が回答した。経団連の就活ルールがなくなった21卒の採用活動でも、従来の“説明会解禁時期”に説明会ラッシュがあるようだ。同中旬(14.0%)、12月以前(10.9%)と続く。上位3つは20卒と同じ結果だった。なお、“解禁時期以前”に当たる2月までに開始する企業の割合は36.0%だった。

 エントリーシート受付開始時期も、20卒と同様に最も多いのは3月上旬で過半数となる53.7%の企業が回答。20卒では同中旬、下旬が2位と3位だったが、21卒では「12月以前」が2位。8.4%の企業が回答した。

 面接の開始時期は、3月中旬が最も多く17.0%。20卒のピークは「3月下旬(15.9%)」だったので、1週間程度早まるようだ。また、3月より前に面接をする企業は20.0%。“選考解禁”に当たる6月以降と回答した企業は5.7%にとどまった。内定出しの開始時期は、20卒と同様「4月下旬」が最多で14.1%。

人手不足でも「人数より質」増加

 採用活動のスタンスについては、例年同様「採用予定人数の確保よりも、学生の質を優先」と答える企業が多く、77.8%が回答。「学生の質よりも、採用予定人数の確保を優先」と答える企業は11卒の「3.5%」から19卒では「25.3%」へと、9年で7倍ほど増加していた。ただ、20卒では「25.2%」へ0.1ポイント減少。今回はさらに減少しており、人手不足ではあるが、「人数より質」を求める企業が増えつつあるようだ。

 21卒の採用テーマについては、人手不足による内定辞退なども考慮してか「母集団の拡大」を掲げる企業が最多で20.6%だった。2位には「3月より前(プレ期)のアプローチ・つなぎとめ」(17.5%)が挙がった。いかに早く学生へアプローチし、長くつなぎとめられるかが企業側のポイントになりそうだ。

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最終更新:2/18(火) 8:00
ITmedia ビジネスオンライン

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