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金ナノ粒子自己集合を利用する偽造防止ナノタグ、実証実験へ

2/18(火) 10:10配信

MONOist

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2020年1月27日、金ナノ粒子自己集合を利用する偽造防止ナノタグ「ステルスナノビーコン」を用いて、実際のサプライチェーンで光シグナルの検出性能の確認や課題を検証する実証実験を実施すると発表した。

 ステルスナノビーコンは、京都大学研究員の福岡隆夫氏が開発。金ナノ粒子のサブミクロン(0.1μm)サイズの自己集合体が発する光シグナルを利用する。ナノ構造体に吸着した極微量の分子から特徴的なSERS(表面増強ラマン散乱)シグナルを迅速に検知する仕組みで、光の波長、ナノ構造、化学分子、物理現象を組み合わせて多元的な暗号鍵とするため、ナノタグを電子顕微鏡で構造解析してもSERSシグナルの予測は困難だ。

 液体インクのように医薬品錠剤などへの印刷に対応し、特有のレーザーを0.2秒照射すれば、商品管理に必要な情報を得ることが可能だ。医薬品などの偽造防止としての用途を見込む。

 今回、福岡氏は実用化に向けての課題把握を目的として、サプライチェーンと連携してナノタグを印刷した商品を病院などの現場の医薬品保管庫に設置し、実際の使用環境において光シグナルの検出を確認する。実験は同年2月から約6カ月間にわたって実施される。

 NEDOは、「研究開発型ベンチャー支援事業/NEDO Entrepreneurs Program(NEP)」事業において、2018年度に福岡氏を起業家候補人材として採択し、支援を行っている。

MONOist

最終更新:2/18(火) 10:10
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