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ソフトバンク開幕絶望の甲斐野「枠」 岩崎、高橋純ら4人が名乗り

2/18(火) 7:32配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク春季キャンプ紅白戦(17日、宮崎・生目の杜運動公園)

 甲斐野の穴は俺たちが埋める! 右肘手術からの完全復活を目指す福岡ソフトバンクの岩崎翔投手(30)がセットアッパー返り咲きへ存在感を見せつけた。紅白戦に登板し最速148キロをマーク、1安打を許すも1回無失点。昨季ブレークした高橋純や、ドラフト3位の津森、甲斐野と同期で2年目の杉山もそろって好投した。昨季チーム最多65登板の甲斐野は右肘の故障で開幕絶望となったが、空いた「枠」に続々と候補が名乗りを上げている。

【一覧】ソフトバンク今キャンプの主な故障者

 グラウンドに冷たい風が吹き付ける中、マウンドでは熱いアピール合戦が繰り広げられた。昨季チーム最多の65試合に登板した甲斐野は右肘内側側副靱帯(じんたい)一部損傷で開幕絶望。そんな事態に陥っても12球団屈指の選手層を誇るチームでは、ぽっかり空いた「枠」を巡る戦いが早くも火ぶたを切った。

 急先鋒(せんぽう)は右肘故障から完全復活を期す岩崎だ。5回に登板し、最速148キロをマーク。1死から外角直球を栗原に捉えられ三塁線を破る二塁打とされたが、ドラフト1位の佐藤をフォークで三ゴロ、高田は144キロ直球で二ゴロ。貫禄の投球で1回を1安打無失点に封じた。

 「もう少しスピードを上げないと後ろで投げられない」と自己採点は辛口も首脳陣の見方は違う。工藤監督は「後ろから見ていても力がある」と評価し、森山投手コーチは「経験も実績もある投手なので期待している」と今季のセットアッパー有力候補に挙げた。

 2017年に球団記録の72登板で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。ここ2年は手術3度など故障に泣いたが「一番やりがいのあるポジション」と8回の男返り咲きへの思いを胸に秘める。張り詰めたマウンドの過酷さも熟知する。「60試合を超えてからの疲れ方は違った。やった人にしか分からないと思う」と、1年目でその境地を見た甲斐野の心境もおもんばかる。

 岩崎のこの気概が投手陣に火を付けた。右太ももの張りで8日のシート打撃登板を回避した高橋純は実戦初登板。16日にブルペンで投げていたが「中継ぎで連投するイメージで」と、先頭に四球を与えながらも栗原の盗塁阻止にも助けられ1回を3人で抑えた。今季は先発転向を希望。ただ甲斐野の離脱で、昨季45登板の実績を踏まえ救援起用される可能性も出てきた。

 新戦力も光った。津森の見せ場はバレンティンとの対戦。7回無死一塁、4球全て直球を投げた。「紙一重でした」と中飛に仕留めても表情は渋かったが、持ち味の内角球を使わず大砲を打ち取ったことで大きなアピールとなった。

 昨春のキャンプで甲斐野に引けを取らない評価を得ていた杉山は、8回に大トリでマウンドへ。最速150キロをマークするなど三者凡退。今春はB組スタートながら「結果を残していかないと」と虎視眈々(たんたん)と1枠を狙う。

 救援陣には右股関節手術からの復帰を目指すサファテもいる。ブルペン投球で調整を続け、着実に状態を上げている。チームを襲った「甲斐野ショック」は層の厚さを示すとともに、サバイバルに一層の拍車を掛けた。 (鎌田真一郎)

西日本スポーツ

最終更新:2/18(火) 10:11
西日本スポーツ

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