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「運動会で優勝したい!」クラスメイトの願いをプログラミングで解決する学習マンガ

2/18(火) 17:10配信

マグミクス

問題解決とチームワークの大切さ、分かりやすく描く

 2020年2月10日(月)に電子コミックとして発売された『マンガでわかるものづくりの極意1』 (子供の科学・放課後探偵シリーズ/誠文堂新光社)は、人と接するのがニガテでいつも部屋でプログラミングをしている小学5年生の男の子が主人公。学校で起こる問題をプログラミングで解決していくというストーリーです。

【漫画】人と接するのが苦手な天才プログラマーの小学生が、学校で起こる問題に巻き込まれて…(7枚)

「運動会でクラス一丸となって優勝したい」「壊れたおもちゃを直したい」など、身近な事例をプログラミングで解決していく展開を通して、技術を人のために活かす喜びに触れ、プログラミングをもっと知りたいという気持ちにさせてくれます。

「運動会で優勝を目指したい」という要望には、ゲーム作りで活用されている「組み合わせ最適化」などの方法を活用し、種目別の選手分けを解決していきます。制作で壁に当たった時には、「新しく何かを作るときは最初はうまくいかないのが当たり前」とアドバイスしてくれる大人も登場します。

 ものごとを進める時に、一度ではうまくいかないことも多く、「失敗や試行錯誤を繰り返し改良していくプロセスが必要」というメッセージを子供に伝えたいと思っている親御さんも多いのではないでしょうか?

「壊れたおもちゃを直して欲しい」という要望については、プログラミングが得意な主人公、工作が得意な子、機械の設計が得意な子の3人が集まり、もともとは前にしか進まなかった犬のおもちゃをに新たな動きを加えてバージョンアップしていきます。

 異なる専門知識を持った人とチームを組めば、さらに高度なものを作ることができ、ものづくりの楽しさが倍増するということが伝わってきます。また、壊れたおもちゃの持ち主に「どんなおもちゃになって欲しいか?」をヒアリングし、要望に応えるようにチームで話し合って作り上げていくプロセスも描かれています。

 このようなコミュニケーションも、将来社会に出ていく子供の可能性を広げるスキルのひとつです。「一人でプログラムを作り上げるのも楽しいけど、誰かと一緒ならできることがいっぱい増える、可能性が広がるってこういうことなのか」と気づく、主人公のセリフが印象的です。

 子供だけでなく大人も「なるほど!」となる内容で、プログラミング知識ゼロの筆者でも、最後まで興味深く読み進めることができました。

 マンガ「放課後探偵シリーズ」は、小中学生向け月刊誌「子供の科学」(誠文堂新光社)で2014年からスタートした大人気連載をもとに制作されています。今回紹介した『マンガでわかるものづくりの極意1』のほかに、『マンガでわかる宇宙のふしぎ』、『マンガでわかる深海のふしぎ』、『マンガでわかるものづくりの極意2』も同時発売されています。

川崎晴代

最終更新:2/18(火) 17:10
マグミクス

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