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40万人突破!  最新の調査研究がスゴイ特別展「ミイラ~『永遠の命』を求めて」大反響!

2/18(火) 13:35配信

ENCOUNT

最新の調査・研究の成果を踏まえた展示に心を奪われる

 東京・上野にある国立科学博物館で開催中の特別展「ミイラ~『永遠の命』を求めて」が、2月17日、入場者数40万人突破のセレモニーを行った。30万人突破から1か月足らずでの40万人突破とは、すごい勢いだ。なぜこれほど多くの人に足を運ばせるのか。「ミイラ~『永遠の命』を求めて」大反響の理由は――?

【写真】南米チリのミイラ(レプリカ)と幻想的な3Dホログラムの実際の写真

 2019年11月2日から開催されている特別展「ミイラ~『永遠の命』を求めて」では、エジプトをはじめ南米、ヨーロッパ、オセアニア、日本など世界各地の43体のミイラが展示されている。人工的に作られたミイラから自然にミイラとなったものまで、ミイラとして現存する経緯はさまざまだが、本展は最新の調査と、CTスキャンやDNA分析などの研究手法を駆使した成果を踏まえた展示が特徴で、人類の死生観と身体感に迫る迫力ある展示となっている。

 そもそもミイラはサンプル数が少なく、軟部組織を破壊せずに骨格を分析することが難しかったため、かつてはミイラを研究対象とする自然人類学者は希少だった。そのため、研究が進んでいなかったが、20世紀後半になると、ミイラを破壊せずに内部構造を確認できるCTスキャンなどの科学技術が開発され、ミイラ研究が進んできた。

 本展を企画した国立科学博物館人類研究部研究主幹の坂上和弘氏によると、「最新のミイラ研究から分かったことを中心に、科学的に明らかになったミイラの実像などを紹介することで、ミイラへの理解を深め、人類がもつ多様な死生観と身体観を考えるきっかけになってほしい」との思いで企画されたという。

思わず手を合わせてしまう即身仏

 展示の一例をあげると、“ウェーリンゲメン”は1904年にオランダ・ドレンテ州のブールタング湿原で揃って発見された2体のミイラ。保存状態が良く、紀元前 40 年~紀元後 50 年前のものと推定され、当初は大きいほうが男、小さいほうが女のミイラと推定されていたが、研究が進んだ現在では、どちらも男のミイラと考えられている。ブールタング湿原など北ヨーロッパの湿地で発見されたミイラには、殺傷痕や絞殺痕が見られることが多く、遺体の上に交差した木の枝や石が置かれる場合もある。そのため、生贄として捧げられたり、犯罪者として処刑されたりした遺体が、ミイラとして現在までに残ったと考えられている。

 日本のものは江戸時代の本草学(現代の博物学・薬学)の学者や、福島県・浅川町の貫秀寺に安置されている弘智法印 宥貞(こうちほういん・ゆうてい)上人の即身仏(修行として自ら土中の穴などに入り、入定――永遠の瞑想状態に入られた僧侶)を含め、4体が展示されている。修行や学術研究のために、まさに命を捧げた姿には神々しささえ感じられ、展示に胸を打たれ手を合わせる人も見られるという。

「ミイラ~『永遠の命』を求めて」は、終了1週間を前に入場者数40万人超の大評判を呼んでいる。好評につき、この特別展に限り、最終日の2月24日(月・休)と前日の23日(日・祝)は通常の開場時間を延長し、午後6時まで開館するという (入場は午後5時半まで)。興味のある人は訪れるラストチャンスだ!

ENCOUNT編集部

最終更新:2/18(火) 13:44
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