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バフェットの側近がダメ出し…ウーバーが業績予測に使う指標には意味がない

2/19(水) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ウォーレン・バフェット氏のビジネスパートナーであるバークシャー・ハサウェイのチャーリー・マンガー氏は「財務指標として一般的ではない調整後EBITDAを使用した収益の予測は不正確であり、ばかげている」と語った。

マンガー氏は「投資銀行の人間がEBITDAについて話すのは、好きではない。私は『でたらめな儲け』と呼んでいる」と語った、とCNBCは報じた。

ウーバーは2月、指標として調整後EBITDAを使用し、2020年末までに収益が出るとする業績予測を発表した。

複数の専門家がBusiness Insiderに、「調整後EBITDAでは、ウーバー自身がどの費用を組み込むか、除外するかを決められる」と語った。ある専門家は「それが意味あることとは思わない」と話している。

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏のビジネスパートナーであるバークシャー・ハサウェイのチャーリー・マンガー(Charlie Munger)氏は、ウーバー(Uber)を含む一部企業が業績予測のために使う財務指標について、 「でたらめによる儲け」と呼び、非難した。

マンガ─氏は「調整後EBITDAは、金利・税金・償却前利益を示すもので、企業の正確な業績指標とは言えない」と語ったと、CNBCは報じた。

「投資銀行の人間がEBITDAについて話すのを聞くのは好きではない。私は『でたらめによる儲け』と呼んでいる」とマンガー氏は、最近のバークシャー・ハサウェイの株主総会で語った。

「調整後EBITDAについて話すのは、基本的には不正行為であると考えるべきだ。自分は信用できない人物であると発表しているようなものだ」

複数の専門家がBusiness Insiderに、調整後EBITDAを使うことは通常はなく、企業はさまざまな費用を勝手に除外できると語った。ウーバーは2月初旬、業績予測の指標として調整後EBITDAを使用し、2020年末までに収益を上げると述べている。

アメリカ証券取引委員会(FTC)への提出書類の中で、ウーバーは調整後EBITDAを定義し、13の項目のうち「取得及び資金調達関連費用」を除外すると述べている。

「リストラ費用とその他の項目については、当社の経営内容を示すものではない」

提出書類の中でウーバーは、調整後EBITDAは、広く利用されている「GAAP(米国会計基準)」に準拠しないことを認めている。同社は2019年に85億ドル(約9330億円)の損失を出したが、2019年第4四半期の損失額はアナリストの予想を下回った。同社広報にコメントを求めたが、回答は得られなかった。

必要に応じて経費を除外できることで「ウーバーが近い将来収益を出すと言ったことは驚きではない」と専門家は言う。ノースウェスタン大学の財政学教授、フィリップ・ブラウン(Phillip Braun)氏は、「おそらくウーバーは調整後EBITDAの目標を達成するだろうが、私はそれが意味のあるものだとは思えない。空虚なことだと思う」と、Business Insiderに語った。

[原文:Warren Buffett's right-hand man trashes the metric Uber is using for its ambitious plan to be profitable by the end of 2020]

(翻訳:Makiko Sato)

Bryan Pietsch

最終更新:2/19(水) 8:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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