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暴力行為、東京都内公立小学校223件・中学校155件増加

2/19(水) 15:45配信

リセマム

 東京都は2020年2月18日、2018年度(平成30年度)における「児童・生徒の問題行動・不登校等の実態について」を公表した。暴力行為の発生件数は2,596件で、2017年度に比べて小学校で223件、中学校で155件、高等学校で1件増加している。

いじめの認知状況

 調査は、東京都の公立小学校・中学校・高等学校、特別支援学校を対象に、2018年度における「暴力行為」「いじめ」「長期欠席」「高等学校における中途退学者等」などの実態把握のため実施したもの。調査対象学校数は、小学校1,280校(義務教育学校前期課程を含む)、中学校624校(義務教育学校後期課程、中等教育学校前期課程を含む)、高等学校192校(中等教育学校後期課程を含む)、特別支援学校62校。

 暴力行為の発生状況は、小学校246校で983件、中学校313校で1,593件、高等学校16校で20件、合計2,596件。2017年度に比べて小学校で223件、中学校で155件、高等学校で1件増加。全体で2017年度より1.17倍(379件)増加していた。小学校、中学校では、特定の児童・生徒が暴力行為を繰り返す事案が複数見られるという。

 いじめの認知件数は、小学校1,195校で4万5,192件、中学校579校で6,482件、高等学校89校で201件、特別支援学校11校で37件、合計5万1,912件。2017年度より1.67倍(2万863件)増加した。いじめの解消率は、小学校83.2%、中学校84.1%、高等学校93.0%、特別支援学校78.4%。全体の解消率は83.4%だった。いじめの解消率は、小学校、中学校、高等学校で低下し、特別支援学校では上昇している。

 いじめ発見のきっかけは、小学校、中学校、高等学校は「アンケートなど学校の取組みにより発見」、特別支援学校では「本人からの訴え」がもっとも多い。いじめの態様は、全校種で「冷やかしやからかいなど」の言葉によるものが最多であった。

 小学校、中学校における長期欠席者の状況について、不登校児童・生徒数は小学校4,318人、中学校9,870人、合計1万4,188人。2017年度と比べて、小学校、中学校ともに増加。不登校出現率は小学校0.74%、中学校4.33%。学校復帰率は小学校25.9%、中学校22.4%で、不登校出現率・学校復帰率ともに小学校、中学校のいずれも増加している。

 不登校の要因は、小学校、中学校ともに本人に係る要因では「不安の傾向がある」。学校、家庭に係る要因では、小学校は「家庭に係る状況」、中学校は学校に係る状況の中の「いじめを除く友人関係をめぐる問題」がもっとも多い。

 高等学校における長期欠席者数は全日制2,050人、定時制3,558人、合計5,608人だった。2017年度に比べて、全日制で微増、定時制で減少している。中途退学者は全日制1,289人、定時制997人、合計2,286人。2017年度と比較すると、全日制で170人増加、定時制で202人減少した。

リセマム 外岡紘代

最終更新:2/19(水) 15:45
リセマム

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