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全国の被災地でボランティア活動 経験や知識を生かし長野で4ヵ月...「寄り添ってニーズに対応」

2/19(水) 18:58配信

NBS長野放送

長野放送

 全国の被災地で経験した知識を生かし、長野市でボランティア活動を続けている信濃町の男性がいます。台風災害から4ヵ月。男性は「被災者に寄り添い、それぞれのニーズに対応することが重要」と話します。

吉村誠司さん:
「ここはまだ修復待ちです」

 信濃町の吉村誠司さん。1年の大半を被災地で活動する「ボランティア」です。

吉村誠司さん:
「4ヵ月でどう変わったかなと」

 穂保地区の金沢勉さんの家は床上2メートルまで浸水。吉村さんが復旧に携わりました。

吉村誠司さん:
「最近冷えて、水道管は凍らなかったですか?」

金沢勉さん:
「この辺の方で、何軒か凍ってしまった」

 吉村さんは専門的な技術や知識を生かしながら、東日本大震災などで「被災者の力」になってきました。

 今回も決壊直後に現地に入り、仲間と一緒にカヌーでおよそ100人を救助。その後も重機などを使って支援活動を続けてきました。

 きのう17日は、被害が深刻だった穂保地区の住宅を回り、「被災者のニーズ」を聞き出していました。

吉村誠司さん:
「これも全部、直す?」

金沢勉さん:
「修復しないで物置代わりにしようと」

吉村誠司さん:
「もしよければ、ボランティアチームに時々、大工ボランティアが来ている。言っていただいたら、週末とか」

金沢勉さん:
「なら是非」

吉村誠司さん:
「顔なじみになって聞くと『実はこれをやってほしい』と出てくる。だいぶボランティアも減っているが、歩くとニーズが掘り出される」

 長野市では、市が所有者に代わって解体を行う「公費解体」が、今月中にも始まる予定で、引っ越しの手伝いなど新たなボランティアのニーズも予想されます。

 また、被災者も疲れが蓄積していることから…。

吉村誠司さん:
「(住民は)去年からずっと動き続けていて、腰が痛いか、へとへとになっている。マッサージや鍼灸師も来てくれるとうれしい」

支援活動は「農地」でも…。

塚田史郎さん:
「きれいになった」

吉村誠司さん:
「最初を思ったらすごい」

 穂保のリンゴ農家・塚田史郎さん。管理するおよそ1.7ヘクタールのリンゴ畑は2メートルほど浸水しました。長沼地区の畑はボランティアの力もあり、大半で泥の撤去が済みましたが、枝や幹にはまだ泥が残っています。

塚田史郎さん:
「(泥が)詰まっている。これは洗浄できない。雨で滴ってリンゴに泥が付着するのではと思っている人もいる。消毒でなんとかなると思うが」

 長野市から今度は小布施町の河川敷へ。

吉村誠司さん:
「これだけの高さが積もっているからね」

 特産のクリ畑には20センチほどの泥が堆積したままです。小布施町で、河川敷の泥の撤去が始まったのは、今年に入ってから。行政主導ではなく、ボランティアが中心となって活動しています。

吉村誠司さん:
「リンゴと同じで根腐れをしてしまう。(ボランティアも)仕事の合間に来てやっているので、やっとここまできた」

クリ農家・本間雅人さん:
「この状態だと春先、害虫防除のSS(スピードスプレーヤー)も入れない」

吉村誠司さん:
「枯れ始めてるのはある?」

クリ農家・本間雅人さん:
「枯れ始めているのはない」

 被災から4ヵ月。今、必要なのは、被災者に寄り添いそれぞれのニーズを見極めて対応することだと吉村さんは話します。

吉村誠司さん:
「まだまだボランティアのニーズはあると思う。もう一度、昔行った被災地を訪ねてもらって、顔なじみの方なら『実はこうなってて心配なんだよ』と話してくれると思う。信濃町から通えるだけ通って発信して“つなぐ役”が需要だと思う。発信していく役割だと思う」

長野放送

最終更新:2/19(水) 18:58
NBS長野放送

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