【記者:Dave Monk】
先月20日に横浜港からクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船した乗客たちは中国、ベトナム、台湾を周遊して日本に戻ってくる2週間の夢のクルーズを楽しみにしていた。
しかし、先月25日に香港で下船した乗客(80)が今月1日、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示していたことが分かった。乗客2666人と乗員1045人を乗せたダイヤモンド・プリンセスは今月3日、1日早く横浜港に戻った。
それからの出来事をまとめる。
■1日目:2月4日(火)
日本の検疫官らが24時間かけて乗客乗員全員の検査を要求したため、次に予定されていた8日間のクルーズはキャンセルされた。
英国人の乗客78人の中には、ノーサンプトンシャーから訪れたデービッド・アベルさんと妻のサリーさんもいた。アベル夫妻は9番デッキのバルコニーつき客室に宿泊していた。深夜になり、検査が始まるため就寝しないように言われたものの、担当者がようやく訪れたのは午前10時で、短い質問を三つされただけだった。
この検査の結果、乗員1人を含め10人の感染が確認された。ダイヤモンド・プリンセスは、14日間検疫下に置かれることになった。
■2日目:2月5日(水)
デービッドさんは午前11時、フェイスブックで自身が糖尿病でインスリン注射を打っていると明かし、前日の午後7時以降食事を取っていないため昏睡状態に陥る恐れがあると投稿した。最後の食事から18時間後、ようやく食事が運ばれたが、乳製品を摂取できないデービッドさんは口にできない。その後、乗員がパンを運んできた。
乗客10人の感染が新たに確認された。
■3日目:2月6日(木)
41人の感染が新たに確認された。英国人として初めて、シュロップシャーから新婚旅行で訪れたアラン・スティールさんの感染が確認された。世界保健機関(WHO)によると、「不測の事態」がない限り検疫は今月19日に終わるという。乗客たちは体温計を渡され、自分で体温を計測するよう告げられた。
乗客たちには新たに衛星放送8チャンネルとオンデマンド映画80本、36か国語の新聞とゲームが提供された。また、バルコニーなしの部屋に宿泊している乗客には、部屋から出る時間も確保された。
■4日目:2月7日(金)
新婚旅行に訪れた米国人のミレーナ・バッソさんとガエターノ・チェルーロさんは米CNNを通じ、「すでに感染者が出たクルーズ船ではなく、衛生環境が整った安全な場所で検疫を受けるべきだ」「ドナルド・トランプ、助けてくれ」と訴えた。
しかし、米国人の乗客マシュー・スミスさんはこの意見に反対だ。スミスさんはツイッターに「検疫が終わったら引きずり降ろさないと僕は下船しないかも」と投稿した。
乗客2人の感染が確認された。
■5日目:2月8日(土)
さらに6人の感染を確認。抱えているストレスについて相談できるよう、乗客にはカウンセラーの電話番号が渡された。
感染が確認され病院に搬送されたアランさんの妻ウェンディさんは、夫は元気だが、自分は「閉鎖的な環境で情緒不安定になっている」と述べた。
最終更新:2/19(水) 13:43
The Telegraph































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