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香港、2年連続のマイナス成長か-新型ウイルス拡散が経済に追い打ち

2/19(水) 11:23配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 香港は2年連続のマイナス成長に向かっている。数カ月にわたる政情不安で経済が打撃を受けていたところに新型コロナウイルスの感染拡大が重なり、経済活動が損なわれた。

今月初め以降にブルームバーグが集計したエコノミスト予想(中央値)では今年1.2%のマイナス成長が見込まれる。19年も1.2%のマイナスだった。予想通りなら2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した時よりも落ち込みが大きく、回復が遅れることになる。SARSの時は終息が示唆された後に景気は盛り返した。

香港は数カ月にわたる市民の抗議行動で観光客から敬遠され、小売売上高も低迷しているが、景気回復を目指す上で中国本土との取引や人の交流も当てにできない。新型ウイルスの拡散阻止に向けた取り組みで工場操業停止や休業が相次いだ中国では生産再開が進んでいない。

ピクテ・ウェルス・マネジメントのアジア担当シニアエコノミスト、ドン・チェン氏は「急回復の見込みは現時点で非常に薄い。世界の経済情勢も香港の政情も追い風ではない」と指摘した。

新型ウイルスの影響を考慮することで今年最初の2四半期のマイナス成長見通しが押し下げられ、本格的な回復が見込まれる時期が10-12月(第4四半期)に後ずれしている。

原題:Hong Kong Is Heading for First Back-to-Back Recessions on Record(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Eric Lam, Cynthia Li, Enda Curran

最終更新:2/19(水) 11:23
Bloomberg

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