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胸に貼って、無呼吸症候群を機械学習で検出するウェアラブル・パッチ

2/20(木) 10:00配信

ギズモード・ジャパン

機械学習が、平常時と違う体内電圧を判断。

昼間の眠気や脳卒中、心臓病、記憶障害のリスク増加を引き起こしかねない無呼吸症候群。これを検出するためのウェアラブル・パッチが開発されています。

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体内の電気信号とアルゴリズムが検出する

ご覧の通り、このパッチは胸に貼り付けて使います。IEEE SPECTRUMでは、無呼吸の検知方法は、体脂肪計にも使われる、身体を通過する電気信号を測定する生体インピーダンス法と、機械学習によるアルゴリズムを組み合わせたものだと伝えています。

「閉塞性睡眠時無呼吸」とも呼ばれる無呼吸症候群は、その対策として鼻の穴にチューブで空気を送るCPAP療法や、背中や枕の真ん中にテニスボールを仕込み、仰向けになることをジャマする方法が一般的に用いられます。ですがそれらは不便で不快感が伴うため大変不評なのだとか。

以前には、おデコに貼って無呼吸が起こりやすい仰向けの姿勢になると振動するウェアラブル・デバイス「Somnibel」というもの作られたこともありましたが、このパッチは呼吸時の体内の電圧を測定し、機械学習でいつもと異なる電圧を感じると、それが無呼吸だと判断される仕組みになっています。人間は呼吸で肺が膨らみ、胸が膨張するとインピーダンスが変化するのだそうで、そこを測定するのです。

検出の精度は73%

IEEE SPECTRUMいわく、25名の被験者を使ってテストしたところ、このパッチに使われた「ロビン」という基板が73%の精度で彼らの無呼吸を検出したのだそうです。実際このデバイスは、無呼吸以外のタイプの呼吸検知にも役立つ可能性を秘めているとのこと。もしかしたら喘息や、インフルエンザやコロナウイルスみたいな肺炎なども検出できるようになるかもしれませんね。

実は“パッチが無呼吸を検出したあと”のことがどこにも触れられていないのですが…おそらく睡眠を記録するのは当然のこと、振動したり、Bluetooth経由でスマホを鳴らしたりしてくれるのかもしれませんし、たとえばスマート家電と連動して部屋の照明がつくことも、技術的には可能かと。

欧州で最も有望な起業のひとつ

開発しているOnera Healthのサイトでは、彼らはBUSINESS INSIDERにて、ヨーロッパで最も有望な11のスタートアップのひとつとして名が挙がっていると謳っています。Oneraの本社はカリフォルニア州ですが、開発はオランダで行われており、出資金は930万ドル(約10億2,000万円)と紹介されています。

「睡眠障害が簡単に診断される日を夢見ている」というOnera。医師の診断を受けるほどではない、私のような軽症の人は、ホントに早くそうなってほしいです。

Source: Onera Health via IEEE SPECTRUM, BUSINESS INSIDER

岡本玄介

最終更新:2/20(木) 10:00
ギズモード・ジャパン

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