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長時間付けても疲れないスマートグラス、カメラ部を胸に分離した新形態も

2/20(木) 14:05配信

MONOist

長時間使用でも負担にならない「装着感」を訴求するスマートグラス

 産業用の保護メガネなどを展開してきた、山本光学は2019年6月に軽量で取り外し可能なスマートグラス「Versatile」を発売。人間工学データを活用したフレーム設計で、作業者の負担小さく情報伝達が可能となる。保護メガネにも装着可能で、メガネをかけた作業者でも容易にかけられる。

 山本光学 セフティ&レーザー・オプト事業部 事業推進部 事業推進課 係長の谷口修平氏は「スマートグラスの利用環境が広がるにつれて、本体性能だけでなく使用感や装着感など『作業者の負担にならない』ということが重要視されるようになってきている。当社は長年産業用メガネなどを展開し、どういう環境で使用され、使用条件にどういうものがあるのかを知り尽くしているのが強みである。スマートグラスでも現場の作業者の負担を軽減し、使いやすさを追求していく」と語っている。

 加えて、アプリケーションソフトを自由に搭載できるようSDK(ソフトウェア開発キット)も提供。独自のアプリケーション開発が行える。会場ではパートナー企業が開発したアプリケーションを紹介。シーイーシーが開発した作業者支援システム「EdaGlass」の他、レスターエレクトロニクスの「顔認証システム」、SRAの遠隔作業支援システムなどを紹介している。

 シーイーシーの「EdaGlass」は「Versatile」を活用し、既にアイシン・エイ・ダブリュの工場で先行導入され、作業者の研修時間削減などに貢献しているという(※)。シーイーシー デジタルインダストリービジネスグループ スマートファクトリー事業部 第一サービス部の江田将巳氏は「先行導入が進んでいることもあり、非常に反応は良い」と手応えについて語っている。

(※)関連記事:スマートグラスで製造現場の働き方改革を、シーイーシーとアイシンAWが実証開始

カメラ部を胸に分離したタイプも用意

 またSRAとの遠隔業務支援サービスでは、カメラ搭載首掛けコントローラーのプロトタイプなども披露。作業者の作業映像を遠隔地のオペレーターが自然な形で把握できるような形状の模索なども進めている。谷口氏は「現状のモデルはメガネにカメラを付けているが、これでは動きに合わせてブレが大きく、遠隔オペレーターからは状況を把握するのが困難だった。そこで動きの少ない胸にカメラを設置し、無理なく映像を撮影できるようにすることを検討している。まだプロトタイプでありコンセプトイメージといった段階だが、引き合いがあれば製品化を進めていく」と語っている。

MONOist

最終更新:2/20(木) 14:05
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