ここから本文です

富士通の電子ペーパー端末「QUADERNO」を1カ月使って分かったこと

2/20(木) 12:15配信

ITmedia PC USER

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)のE Ink電子ペーパー端末「QUADERNO」(クアデルノ)が、最新のアップデートによってドキュメントスキャナ「ScanSnap」からの直接取り込みに対応した。書類をダイレクトにPDFとして取り込むことで、身近な書類をペーパーレス化しての持ち運びがはかどるというわけだ。

【写真】第7世代iPadとの比較

 今回は、A4版とA5版という2つのサイズのうち、後者のA5サイズ版(FMV-DPP04)を使ってScanSnapとの連携方法の他、電子ペーパー端末としての使い勝手もチェックする。

薄くて軽くて画面も高精細

 最初に本製品がどのような製品なのか、概要をざっと紹介しよう。

 本製品は一言でいうと、スタイラスペンによる手書き入力が可能なノート端末だ。一般的なけい線入りのノートから方眼、無地までさまざまなテンプレートが用意されている他、五線譜や原稿用紙などの追加テンプレート、さらにはスケジュール帳までもダウンロードして使うことができる。

 PDF(PDF 1.7準拠)に対応していることも大きな特徴だ。多くのノートデバイスでは、デバイス内では独自フォーマットで管理し、外部へのエクスポート時にPDFやJPGへと変換することが多いが、本製品は内部でもPDFのまま扱うので、外部からPDFを取り込んで表示するのも容易だ。また付属のペンを使っての書き込みにも対応する(詳細は後述)。

 PDFビューアは見開き表示に対応し、右とじと左とじの切り替えも行えるなど、カユいところに手が届く機能がそろっている。ただし電子書籍ストアアプリが使えるわけではないので「電子書籍が読める」という表現は違和感がある。自炊した書籍PDFなど、DRMなしのPDFに限定される点は注意したい。

 さて、そんな本製品を前知識ゼロで使ってみて、驚くことは主に3つある。1つはボディーの薄さと軽さだ。今回試用しているA5モデルは、現行のiPad(第7世代)とほぼ同じ面積ながら、厚みはiPadの約7.9mmをはるかに下回る約5.9mmとなる。現行スマートフォンのほとんどの機種より薄く、バッグの中に入れておくと、書類の間に挟まって行方不明になりかねない。

 さらに重量も約251gと、現行のiPad(約483g)の半分ほどで済む。手に持っていてもフワフワして落ち着かないほどだ。

 もう1つ、E Ink電子ペーパーのクオリティーの高さも特筆できる。筆者は過去にKindleや楽天Kobo、ソニーのReaderといった読書端末、前回紹介したOnyxのBOOXシリーズ、さらにはポメラ「DM30」やシャープの電子ノート「WG-PN1」に至るまで、さまざまな電子ペーパー製品に触れてきたが、同じ16階調グレースケールでありながら、本製品におけるスクリーンの粒子感のなさは驚きだ。特に黒ベタの美しさは感動的ですらある。

 一方で、使っていると気になる部分も出てくる。

1/4ページ

最終更新:2/20(木) 12:15
ITmedia PC USER

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ