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日本ラグビー界に「ショックを受けてほしい」。畠山健介が背負うアメリカ での使命

2/20(木) 6:03配信

VICTORY

2019年に11年間プレーしたサントリーサンゴリアスを退団し、アメリカ・メジャーリーグラグビーのニューイングランド・フリージャックスに移籍した畠山健介。かつて日本代表の中核を担った“ハタケ”は現在、異国の地で様々な活動を試みている。彼はなぜ慣れ親しんだ日本を離れ、アメリカに活躍の場を移したのか。そして34歳となった今、グラウンド内外でどのような挑戦をしているのか。

メジャーリーグラグビーが秘めるポテンシャル

ーメジャーリーグラグビーに参戦するにあたって、周囲からはどのようなリアクションがありましたか?

以前のチームの関係者からは「アメリカに行ってどうするんだ」と言われました。たしかに現時点で日本とアメリカを比べたら、日本のトップリーグのほうが強いとは思います。ただ、メジャーリーグラグビーはまだまだ準備段階で、車でいえばガソリンを積んでタイヤを装着して、後は優秀なドライバーが目的をしっかりと定めている状況。

その目的はのちに発表されると思いますが、材料がどんどん揃っていけば、ものすごいスピードで走れるはずです。そうなった時に、日本がどれだけ追いついていけるか。今のアドバンテージが一瞬で追いつかれてしまうくらい、アメリカのポテンシャルは高いと思っています。

ーその車の一部になる中で、日本のラグビー関係者やファンにどういった姿を見せたいでしょうか。

ショックを受けてほしいですね。リーグというのはパフォーマンスのレベルだけでなく、しっかりとしたマーケティングが必要。どういうふうに見せればラグビーが光り輝いて、人がお金を払いたくなるのか、日本のラグビー界はずっと考えています。それがもし、この短期間でアメリカがやってのけたら、「日本はこれまで何をしてきたんだ」となりますよね。その悔しさをきっかけに、前に進んでいってほしいんです。

活躍することがサンゴリアスへの最大のリスペクト

一プレーヤーとしては、どのような実績を残していきたいでしょうか?

やはり一番大事なのは、ハイパフォーマンスをすることです。グラウンドの上でどれだけ良いパフォーマンスをして、どれだけインパクトを与えられるか。まずはしっかりと結果を出して、その上で周囲の人々を巻き込んで、何か違ったことができれば良いなと思います。

一11シーズンもプレーしていたサンゴリアスを離れる辛さもあったのではないでしょうか?

サンゴリアスは世界で一番好きなチームですし、当然ながら離れることには寂しさがありました。チームからは選手ではない形で残るという話もいただきましたが、いつまでも良い環境に甘えているのではなく、新たな道を切り開くというのが今の僕に与えられている使命かなと。しっかりとアメリカで活躍することが、サンゴリアスへの最大のリスペクトになると思います。ラグビーは生涯スポーツではなく、ろうそくに火を灯して自分の命を削るようなスポーツなので、この瞬間を大切にしたいです。

一2019年はかなり自問自答を繰り返した年だったと思います。
8歳でラグビーを始めて、これまで大学や社会人、サンゴリアス、日本代表と様々な経験を積んできました。その中で、今までは「これくらいで引退しようかな」と自分から身を引こうとしていましたが、サンゴリアスと契約更新に至らなかった時は、自分の意思と関係のないところで急に引き算がきたんです。混乱で恐怖に陥ったものの、それでもラグビーを続けたかった。僕にとってラグビーは人生そのものですからね。

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最終更新:2/20(木) 10:18
VICTORY

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