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長州、武藤、カブキ、馳…昭和~平成のプロレス界を支えたタイガー服部レフェリーが引退

2/20(木) 16:02配信

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プロレス界に数々の功績をもたらした“レジェンドレフェリー“

 新日本プロレスが19日、後楽園ホールにて「タイガー服部レフェリー引退記念大会」を開催。服部レフェリーが約43年間にわたるレフェリー人生にピリオドを打った。服部レフェリーがこの日裁いたのはセミファイナルとメインイベントの2試合。大会のエンディングでは、スペシャルゲストもサプライズ登場する引退セレモニーもおこなわれた。

【写真】「サンキュー・タイガー!」リング上で胴上げされる服部レフェリー

 引退試合、引退興行、そして引退セレモニー。アマレスでの輝かしい実績があるとはいえ、服部レフェリーはプロレスラーではなかった(アメリカでマネジャー経験はある)。それだけに異例とも言える引退記念イベントだが、それがおこなわれたのも服部の長きにわたる、そして世界を股にかけた功績によるものである

 ニューヨークを拠点とし外国人選手を多数招聘、海外事業のコーディネーターとしても活躍してきたとあって、服部レフェリーの引退試合は海外でもおこなわれた。昨年9月28日にはニューヨークで開催された新日本の大会にて「棚橋弘至&リック・モートン&ロバート・ギブソン組VS内藤哲也&鷹木信悟&BUSHI組」をレフェリング。この試合に登場したモートン&ギブソンはロックンロールエキスプレスとして一世を風靡したオールドスクールのタッグチームだ。試合は棚橋がBUSHIをフォールする形で決着、服部レフェリーはアメリカのファンにレフェリーとしての別れを告げた。

 また、11月15日にはメキシコCMLLのアレナ・メヒコ大会に登場し、「アトランティスJr&アウダス&ドゥルセ・ガルデニア組VSOKUMURA&エチセロ&カワトサン組」の6人タッグマッチを担当。試合後には新日本の菅林直樹会長とCMLL首脳陣から表彰を受けている。なお、この試合でピンフォールを取ったのは遠征中のカワトサンこと川人拓来。この後初来日することになる抗争中のガルデニアから意味ある3カウントを奪ったのだ。服部レフェリーに成長ぶりを至近距離から見てもらえたという経験は、いずれ迎える帰国後に生きてくるだろう。

 そして迎えた“引退ツアーファイナル”の後楽園。服部レフェリーが姿を現わすや、気づいたファンの一部からタイガーコールが沸き起こった。局地的だったのは、いつもと変わらぬ入場だったから。それがレフェリーとしての立ち位置を表わしてもいたのだが、リングに上がるとコールは場内全体を包み込む大きな声援に変貌した。この日の視線はレスラー以上に、ある意味でレジェンドレフェリー最後のレフェリングに注がれていたのである。

「タイガー服部レフェリー引退試合 I」と銘打たれた8人タッグマッチ「棚橋弘至&飯伏幸太&矢野通&コルト・カバナ組VSタマ・トンガ&タンガ・ロア&ジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ組」は、2月21日後楽園でおこなわれるIWGPタッグ王座戦(タマ&タンガ組vs棚橋&飯伏組)の前哨戦の意味合いも含まれていた。試合は矢野とカバナの連係がピタリとハマり、ファレをピンフォール。怒りの外道と邪道が服部レフェリーに詰め寄りクレームをつけた。しかし服部レフェリーは急所を蹴り上げ、2人を撃退。試合前にはバレットクラブのポージングにノリで(?)参加したものの、ルールはルールと毅然とした態度を見せていた。

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最終更新:2/20(木) 17:12
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