2~3月にかけては通常、インフルエンザの流行が続くと同時に、スギ花粉の飛散量が増える時期でもあります。せき、発熱などがあると、これらの病気に加えて今年は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による肺炎(COVID-19)の恐れを抱く人もいるかもしれません。ただ、今のところ全国で爆発的な流行という状況にはなっていないので、落ち着いて行動することが必要です。どんな時に感染を疑うべきか、そして、疑わしい場合にどうすればいいかについて、厚生労働省や国立感染症研究所などの情報を基に、2020年2月21日現在分かっていることをまとめました。【News & Journal 編集部】
新型コロナウイルスは「接触感染」または「飛沫(ひまつ)感染」すると考えられています。中国の衛生当局はこれ以外に「エアロゾル感染」の可能性も示していますが、正式には確認されていません。
・接触感染
ウイルスなどの病原体が付着したもの(ドアノブ、階段の手すり、椅子のひじ掛け、照明のスイッチなど)に触れた手指で目や鼻などの粘膜に触ることで起こる感染です。
・飛沫感染
感染者がせきやくしゃみ、話すなどしているときに病原体と一緒に飛び出すしぶき(飛沫)を口や鼻から吸い込んで起こる感染です。飛沫は水分を含む比較的重い粒子のため、短時間で床や地面に落ちてしまいます。
・エアロゾル感染
飛沫よりも小さく一定の時間、空気中を漂うことがある粒子(エアロゾル)にさらされた場合に起こる感染です。ただ、エアロゾル感染は、あるとしても特殊な環境に限られるとされており、厚労省は「飛沫感染に相当する」とみています。
・空気感染
このほかに、感染症の伝わり方には「空気感染」があります。上述の「飛沫」の水分が蒸発した後に残る小さく軽い粒子が長時間空中を漂い、それを吸い込むことで感染します。はしか(麻疹)や水ぼうそう(水痘)など、強い感染力を持つウイルスは空気感染することが知られていますが、今のところ新型コロナウイルスで空気感染の例は見つかっていないこともあり、強い感染力があるとは考えられていません。
・濃厚接触
新型コロナウイルスの報道などでは「濃厚接触」という言葉をよく耳にします。これは「必要な感染予防策なしで手で触れること、または対面で2m以内の距離で会話するなどの接触をした」場合で、感染リスクが高まります。
感染の恐れがある人や発熱した人などと同居する人は、マスクを着用し手指の衛生を徹底するようにしてください。衣服やリネン類の洗濯は通常通りで問題ありません。
このような感染経路から、手洗いの重要性や、どのような状況でマスクをすべきかが理解できるでしょう。
最終更新:2/21(金) 11:51
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