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新型コロナウイルス感染拡大も“休めない日本”、背景に「出席文化」「立ち会わなければいけない文化」

2/21(金) 14:11配信

AbemaTIMES

 日本経済にも影響を及ぼしている新型コロナウイルス。日本商工会議所の調査によれば、「影響がすでに出ている」「長期化で影響が出る」と答えた中小企業が6割を超えているという。20日には三村明夫会頭が自民党の二階俊博幹事長と会談、観光業、製造業など中小企業への支援の必要性を訴えた。会談後、二階氏は「先手先手で対応していく。少しやり過ぎたかなというくらいしっかり対応して、国民の皆さん、経済界の不安をしっかり払拭していく」と述べている。

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 懸念されるのはそれだけではない。安倍総理は18日、「まず初めに国民の皆様に心がけていただきたいことは、発熱等の風邪症状が見られる時は学校や会社を休み外出を控えていただくことだ」と述べており、NECやNTTなどの情報通信業を中心にテレワークが導入され始めている。

 しかし働く人たちの間では「休めるものなら休むが、休めるのか」「リモート化が難しい仕事だから無理かも」といった不満の声も多く、感染の不安があっても、なかなか休むという決断ができない“空気”もあるのが日本社会だ。加えて、企業に属さず自ら仕事を請け負うフリーランスの人々にとって、こうした状況は死活問題だ。

 転職支援サービスの「ワークポート」の調べによれば、会社を休む判断をするのは、「38度の高熱が出た時」という回答が最も多く、「体調が悪くても無理して出社した」という人は83.1%に上っている。

 社会保険労務士の大槻智之氏は「まず、正規雇用で働いている方の場合、どんな理由でも取れる年次有給休暇を使って休むということだが、まだそれすら取りづらい世の中だという証拠だ。欧米では自分の仕事が決まっているが、日本ではチームで働くことや、メンバー間のやりとりを非常に大事にしており、一人でいくつも仕事を抱えていたり、3人で5個くらいの仕事をやったりする、“メンバーシップ型”だ。そうなると、きっちり休むということがしづらい。また、気質としても、“他人に迷惑をかけてはいけない”みたいに思ってしまう部分がある。もちろん工場などでのリモート化はまず無理だが、例えばファミレスで24時間を止めたところがある。やろうと思えばできると思う」と話す。

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最終更新:2/21(金) 14:11
AbemaTIMES

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