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彫刻家・花岡伸宏が、大阪・西成でリサーチした新作を披露

2/21(金) 6:00配信

Lmaga.jp

大阪市西成区を拠点に、地域密着型のアートプロジェクトを手掛ける「Breaker Project」(ブレーカープロジェクト)。彼らが彫刻家の花岡伸宏を招き、地域住民との交流から作られた新作を発表する展覧会が、「大阪府立江之子島文化芸術創造センター」(大阪市西区)で2月20日からおこなわれている。

【写真】空き家に残されていた日用品

花岡は京都を拠点に活動するアーティスト。作為と無作為の狭間を行き来しながら、木彫や既製品、身の回りの物をコラージュ的に組み合わせた作風で知られる。彼は今回のプロジェクトで西成区をリサーチし、地域住民の創作物や、生活空間に存在する創造性に着目した。

リサーチのなかでも花岡が特に注目したのは、地域の女性たちが作る手芸。その主張のないものづくり、生活に浸透している様子が、花岡の制作ポリシーと共鳴した。そしてこれらの手芸は、花岡の新作にも取り込まれている。また、リサーチ中に見つけた路上のゴミ、空き家に残されていた日用品なども作品の構成要素として取り込むことになった。

花岡は近年の制作コンセプトとして、「つくるということ。それは生活の延長線上にある『彫刻する』という行為であり、また、個と最大に向き合うことのできる優れた遊びのようなものである」と述べている。西成でのリサーチを通して、彼の創作はどのような深化・拡張を遂げたのか。そこが本展最大の注目ポイントだ。会期は3月5日まで、料金は無料。

文/小吹隆文(美術ライター)

最終更新:2/21(金) 13:26
Lmaga.jp

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