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職人技で和洋融合 岩谷堂箪笥 新商品を発表・奥州【岩手】

2/22(土) 11:06配信

岩手日日新聞社

 奥州市江刺の岩谷堂箪笥(たんす)生産協同組合(三品健悦理事長)は21日、江刺を代表する伝統的工芸品・岩谷堂箪笥の職人がたんすの素材、技を駆使して作り上げた「岩谷堂くらしな」シリーズの第10次新規開発商品を発表した。記念盾や色紙立て、車付きテレビボード、サイズや色の異なる引き出しを自由に入れ替えて使用できるチェスト3種など計15品で、3月6~9日の第17回岩谷堂箪笥まつりで披露の上、販売を開始する。

 「岩谷堂くらしな」は産地が保有する岩谷堂箪笥の製造技術、技法を活用し、新たな消費者ニーズに対応した商品を開発すべく、事業所4社で組織する同組合で2010年に始めた。

 和洋融合による「和モダン」をコンセプトに、デザイナー阿部和美さん(石川県)がデザインを手掛け、現代の生活様式に調和した商品を毎年開発し、商品数は第10次分を含め約140点。同組合によると、16年ごろからは毎年1000万円以上を売り上げ、奥州市のふるさと納税の返礼品としても好評という。今回の新作は小物、たんす類などケヤキの化粧合板、拭き漆、南部鉄を材料に用いた14品と、彫金の技を生かした花瓶1品。記念盾(税抜き小売価格1万5000円、同1万2000円の2種類)は和のテイストを特徴に、金具の下にプレートを付けて記念品や表彰盾としての活用を見込む。

 「ZIZAIチェスト」は3段(同27万6000円)、4段(同29万1000円)、5段(同30万円)の3種類をそろえ、サイズの異なる引き出しを段ごとに入れ替えることができるほか、複数そろえれば好みに合わせて引き出しの色を変えて使用可能。車付きテレビボード(同27万3000円)は、くらしなシリーズでは初めてテレビボードに車を付けるとともに、黒漆で一層増した重厚感が魅力となっている。

 岩谷堂箪笥まつりは、3月6~9日に同市江刺岩谷堂字小名丸のお休み処えさし藤原の郷で開かれ、会場では受注販売のみの対応となる。開催時間は午前10時から午後5時まで。三品理事長は「小さな物は記念品や贈答品に使ってもらえれば。たんす類は洋風の暮らしの中にも合う。使っていただきたい」と話している。

 問い合わせは同組合=0197(35)0275=へ。

最終更新:2/22(土) 11:44
岩手日日新聞社

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