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本物みたい!レゴでとことん細部までこだわった車を作り上げる人物

2/23(日) 12:32配信

octane.jp

年齢問わず、世界中の人々を楽しませるレゴ・ブロックは、デンマークの木工職人によって生み出された。色分けされたプラスティック製の組み立てブロック玩具で、その歴史は60年以上になる。そして、メディアデザイナーとして職業訓練を受け、北ドイツの大手オンラインポータルサイトで働いているマルテ・ドロフスキーも、レゴに魅了されたマニアのひとりである。

本物みたい!レゴでとことん細部までこだわった車を作り上げる人物(写真6点)

彼はうっすらと髭を生やし、フードの付いたトレーナーにスニーカーといういたって普通の装いをしている。その見た目に何か特別な要素があるとすれば、 高い身長と、幸せな幼少期を過ごしてきたのであろうそのオーラだ。実際、彼は幼少期、完成キットとして販売されていたレゴカーはすべて自分で組み立てていたという。しかし、いつの日からか説明書通りに組み立てることに物足りなさを感じるようになり、オリジナルモデル制作の世界に没頭していった。

そして最終的に “ レゴでポルシェを作る ” というテー マにたどり着いた。ドロフスキーが、ポルシェをレゴで見事に再現するために必要とされるものは壮大な想像力だ。「リアのホイールハウジングからリアセクションへと流れ込むダイナミックなラインをブロックで表現するのは、とても困難な作業でした」と目をキラキラと輝かせながら話す。 

ドロフスキーが制作を行うレゴルームは極めてシンプル。唯一の工具であるピンセットが置かれた作業机を中心に、周りにはレゴブロックが種類別に整理された20個のクリアボックスが積まれ、それ以外の小さなパーツは食器棚に収められている。彼が子供の頃に使っていた子供部屋に使えそうなパーツがある場合は、実家があるリューネブルガー・ハイデまで訪れるそうだ。 特殊な流線形を描くダッシュボードカバーに使われているパーツは、 まさに子供部屋からピックアップされたもの。「これはヒーローフィギュアが身に着けていた黒いマントです。確かバットマンだったと思います」

世界中のレゴマニアたちは、ブログに自分の作品を公開したり、写真をファンサイトやSNSに投稿するなどしてコミュニケーションをとっている。ドロフスキーはレゴの世界ではスター的な存在となっており、設計に関する問い合わせが殺到している。中には費用を支払うとまでいってくる人もいるが、それは自らのポリシーに反するとドロフスキーは苦笑する。そもそも、スティーブ・マックイーンの愛車として有名な白いポルシェ908の設計プランなどは、彼の頭の中にしか存在していないのだから。「もし誰かの頼みで設計を引き受けたりしたら、仕事になってしまいますからね。私はあくまで趣味の楽しみとしてレゴを作っているだけなのです。仕事になってしまったら本末転倒ですよ」とドロフスキーはいう。

彼にとっては、非公式の組立説明書を販売してお金を稼ぐことよりも、911 カブリオレのソフトトップをどのようにレゴで忠実に再現するかということに思索を巡らせる時間の方が大事なのだ。

Octane Japan 編集部

最終更新:2/23(日) 12:32
octane.jp

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