ここから本文です

首脳陣「びっくり」バレンティン特別扱い無用、初戦から出場志願の胸中

2/23(日) 7:32配信

西日本スポーツ

 ◆タカ番記者コラム「好球筆打」

 いよいよ、オープン戦が本格スタートした。この日は沖縄県でのみの開催だったが、各地で計4試合。ホークスもきょう23日に今季初戦となるオリックス戦が予定されており、3月20日に開幕する2020年シーズンへ向けた調整ペースを1段階上げることになる。

【写真】ランチ特打で快音を響かせるバレンティン

 オープン戦序盤は選手によって捉え方、あるいは見られ方が変わってくる。レギュラー取り、あるいは開幕1軍入りを目指す若手にとっては、数少ない「アピール」の場と言えよう。ここで存在を示さなければ、その先、チャンスを与えられない可能性すらある。だから、こちらは目の色を変えて必死に食らいつこうとする若手に自然と目がいったりするものだ。

 一方で、正反対なのがレギュラーを張るような選手たちだ。同時期は「調整の場」として試合に臨む「特権」が与えられており、結果は二の次、三の次。ベテランや助っ人外国人に至っては試合出場すら見送り、自身の調整に時間を割くことも珍しくない。

 ただ、そんな「特権」を“放棄”する選手も中にはいる。それが、今年からホークスに加入したバレンティンだ。NPB通算288本塁打を誇り、13年にはシーズン60本塁打のプロ野球記録を樹立するなど実力は折り紙付き。首脳陣も開幕へ向けてじっくり調整してもらう気でいたが、きょう23日のオリックス戦出場を志願したようだ。

 「びっくりしたよ。こちらは(試合出場の)メンバーに入れてなかったから。まあ、でも本人もいろいろ考えて動いている証拠。そういう気持ちはうれしいし、大事にしてあげたい」

 ヤクルトでは絶対的なレギュラーだった助っ人も、ホークスでは競争を強いられる立場ということを理解しているからこそ、森ヘッドコーチはバレンティンの心意気を喜んだ。若手主体で乗り込む一戦は「4番・指名打者」で先発予定だ。

 もちろん、バレンティンにも狙いがある。「パ・リーグの投手とは交流戦で対戦しているけど、絶対的な数が少ない。可能な限り、打席でパ・リーグの投手を感じたい」。飽くなき向上心で、さらなる高みを目指す。チーム内競争は、より激しさを増すに違いない。 (石田泰隆)

西日本スポーツ

最終更新:2/23(日) 7:32
西日本スポーツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ