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これぞフランス映画!スクリーンで輝く名女優たちの美しい姿にウットリ<写真29点>

2/23(日) 20:30配信

Movie Walker

洗練された街並みが映える映像、そこでひときわ輝く、強く美しくチャーミングな女性たち。フランス映画の魅力を存分に楽しむことができる特集上映「ミシェル・ルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち」が2月21日よりスタートした。

【写真を見る】フランス映画らしい美女×おしゃれなシーンたち(『シェルブールの雨傘』)<写真29点>

生涯で3度のアカデミー賞を受賞するなど、フランス音楽界の巨星として知られるミシェル・ルグラン。2019年1月にこの世を去った彼の没後1年、生誕88年を記念したこの特集では、50年代に創作活動を始めて以来、多くの名作を遺してきた彼の作品群から、50年代後半から起こった映画運動“ヌーヴェルヴァーグ”で活躍した監督たちとの作品を7本上映する。そのラインナップをおしゃれな場面写真と共に紹介していきたい。

■ ジャン=リュック・ゴダールの女神アンナ・カリーナの魅力を堪能!

昨年12月に亡くなったアンナ・カリーナをミューズとした、ジャン=リュック・ゴダール監督の『女は女である』(60)。キャバレーの踊り子アンジェラは、いますぐにでも子どもが欲しいと思っているが、恋人のエミールはそんな彼女に戸惑いを隠せず、そんな時にアンジェラに想いを寄せる青年アルフレッドが現れるという物語だ。ミュージカル・コメディとなっており、茶目っ気たっぷりに踊るなど、キュートなカリーナの魅力が詰まっている。

同じくカリーナ×ゴダールの作品から、4Kデジタル・リマスター版で上映されるのが『女と男のいる舗道』(62)。パリのあるカフェで、ナナは夫と人生を語りあった末に別れることに。家賃も払えないほどの生活に陥ったナナは街で男を誘い売春をするようになる。やがて見知らぬ男たちと関係を持つことに無感覚になっていくという内容だ。『女は女である』とは対照的に、悲壮感漂うカリーナの影のある姿を味わうことができる作品だ。

またアニエス・ヴァルダ監督、コリーヌ・マルシャン主演で、自分がガンかもしれないという不安と恐怖に怯えながら検査結果がわかるまでの時間を過ごすシャンソン歌手のクレオの様子をリアルタイムで描写した『5時から7時までのクレオ』(61)も上映。マルシャンのコケティッシュな魅力はもちろん、クレオが観る無声映画に登場する当時夫婦だったカリーナとゴダールの姿も必見だ。

■ ルグランの盟友ジャック・ドゥミ作で輝くいまなお活躍中のミューズたち

アニエス・ヴァルダの夫で、ルグランの盟友として知られるジャック・ドゥミの監督作は4本上映される。『ローラ』(60)は『男と女 人生最良の日々』(公開中)でも話題のアヌーク・エーメが主演を務めており、フランス西部の港町ナントを舞台に、7年前に姿を消した初恋の人ミシェルを待ち続けるキャバレーの踊り子ローラとそんな彼女を想い続け10年ぶりに再会するも振られてしまう幼なじみのローランの姿を描く。若かりしエーメの圧倒的な美貌が堪能できる一作となっている。

ドゥミ監督が好んでキャスティングしたのが、是枝裕和監督作『真実』(19)でも健在ぶりを見せつけた大女優カトリーヌ・ドヌーヴだ。『シェルブールの雨傘』(64)は、港町シェルブールで、ささやかだけれど美しい恋を育む自動車修理工の若者ギイと傘屋の少女ジュヌヴィエーヴが戦争により離ればなれになってしまう様をつづり、ドヌーヴの純真な魅力を堪能できる。

同じく、ドヌーヴを主演に添えた『ロシュフォールの恋人たち』(67)は、祭りの季節に色めき立つ軍港の町ロシュフォールを舞台に、美しい双子の姉妹を巡る、新たな恋やかつての恋が再燃するというラブロマンス。双子をドヌーヴとその実姉であるフランソワーズ・ドルレアックが演じている。

『ロバと女王』(70)は、美しき王妃を亡くした王が彼女が残した「私より美しい女性と再婚して」と遺言を守るため、自身の娘である王女と結婚しようとし、困った王女はロバの皮に身を隠し、なんとか結婚を阻止しようとするミュージカル。ドヌーヴは、本作で、王妃と王女の二役をこなしている。

フランス映画ならではの、おしゃれな映像とスクリーンの中で様々な輝きを見せるミューズたちの姿には、心を奪われてしまうこと間違いなしだ。(Movie Walker・文/トライワークス)

最終更新:2/23(日) 20:30
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