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老朽化した阿川駅が山陰の魅力を発信するスポットに!/山口

2/23(日) 23:13配信

Webマガジン コロカル

コロカルニュース

京都駅から下関駅まで、日本海沿岸のまちを結ぶ、山陰本線。海、山、田畑を走る汽車は、日本の原風景と出会える、情感あふれる乗りものです。

【写真で見る】〈Agawa〉完成イメージ

2020年3月下旬、その山陰本線にある阿川駅に山陰の魅力を発信する商業施設〈Agawa〉がオープンします。施設内には山陰のお酒や軽食などを楽しめるカフェ、地元のおみやげを扱うショップ、レンタサイクルなどが展開するそう。空間設計を手がけるのは、人気デザインスタジオ〈TAKT PROJECT〉。山陰に、またすてきな施設が登場しそうです。

これは、山口県萩市にある〈萩ゲストハウスruco〉とJR西日本、山口県、下関市による行政プロジェクト。発起人は、萩ゲストハウスrucoのオーナー、塩満直弘さん。

山口県萩市に生まれ、アメリカ、カナダ、東京、鎌倉での生活を経て、萩市にUターンした塩満さんは、自分の生まれ育ったまちに「既存の価値観だけでなくもっと多様な選択肢をつくりたい」と、2013年10月に萩ゲストハウスrucoをオープンさせました。

そんな塩満さんが友人の案内で山陰本線沿線の無人駅を訪れ、そこに溢れる旅情に圧倒されたのだとか。

それから、「この景色をもっとたくさんの人たちと共有できないものか」「山陰本線と景観とを再編集することで新たな価値を生むことができるのではないか」と、思考を巡らせた塩満さん。1週間後にはJR 西日本・地域共生室の方と出会い、老朽化していた駅待合室の新設に合わせ、本プロジェクトが始動することになりました。

現在塩満さんは、本プロジェクトにかかる資金をクラウドファウンディングにて募っています。塩満さんは、次のようにコメントを寄せています。

「私はこのプロジェクトを通じて、この山陰に現存する美しい日本の原風景や地域の姿かたち、価値観を再編集していきたいと考えています。JR西日本、民間事業者、行政のそれぞれが信頼、協力、尊重し合える関係性のなかで、さまざまな土地の可能性を突き詰めていきたいと考えています。山口県の少子高齢化、過疎化など、全国的に直視せざるおえない課題に対して、目を逸らさずに向き合い、挑んでいきたいと思っています。“駅”という存在が本質的に持つ価値と可能性を最大限に生かし、新しい風景をつくっていくために、常設の店舗をつくりたいと思いました」

「ただ時代の移ろいに受け身でいるよりも、自ら旗を掲げ、表現していく。“~だからできない”ではなく“~でもできる”という選択肢を。なにかの所為にして諦めるでもなく、蚊帳の外から眺め、単なる批評家になり保身に走るでもなく、淡々と挑み続けていきたいと思います」

クラウドファウンディングで集めた資金は、当初予定してた設備工事諸々にかかる金額を上回ってしまった300万円に当てられるそう。

支援してくださった方へのリターンは、Agawaの料理人によるスペシャルディナーご招待や宿泊券、塩満氏と大人の遠足・阿川のいいとこ探索ツアーなどなど。Agawaへ行ってみたいと思った方は、リターンを利用して出かけてみては?クラウドファウンディングの終了日は、2020年2月28日です。

information
Agawa
店舗オープン日:2020年3月下旬予定
住所:山口県下関市豊北町阿川水取3653(山陰線阿川駅敷地内)
クラウドファウンディング期間:2020年2月28日 23:59まで


writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。

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最終更新:2/23(日) 23:13
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